ヘアサロンのブリーチ剤のケミカル知識Q&A

ハイトーンにはブリーチを知ることが必須です

1. ブリーチ剤についての基礎知識 2.ブリーチ後のグレーヘアカラー

ヘアセミナーの中でも、ブリーチオンカラーを開けば、若いスタイリストからベテランまで集まる。

理由は普通のヘアサロンでは来店も少なく、経験が不足しているので、理論を知ることで対応することでセミナーに参加。

ブリーチオンカラーは経験が左右されるケースが大きい。

 

しんびようやヘアモードなど美容雑誌などでも掲載され、人気のあるブリーチオンカラーだと売切れ続出!

ブリーチオンカラーをする客層は圧倒的に若い世代で、ブリーチ後のセカンドカラーの色出しなどレシピなど掲載され、

レシピなど知ることができますが、明るいヘアカラーの色出しはメーカーのレシピを知ることが大切です。

 

ブリーチ成分の基礎知識を知ることで、薬剤の使い方や色出しの参考になります。

目次

1.ブリーチ剤についての基礎知識

2.ブリーチ後のグレーヘアカラー


1.ブリーチ剤についての基礎知識


■ブリーチについての基礎知識

ブリーチの主成分はアルカリと過酸化水素水です。アルカリと過酸化水素水が酸化重合によって、

メラニン色素を分解することができる。パウダーブリーチは、過硫酸塩も含まれメラニン色素だけではなく

染料も分解することができます。ライトナーは過硫酸塩が含まれないので染料は分解することはできない。

 

過硫酸塩はアルカリや過酸化水素水によって、さらに酸化力もつパワーアップします。

強力なパワーによってメラニン色素を分解できる。

 

〇ブリーチの種類

ブリーチ剤にはパワーがあるパウダーブリーチは、染料もメラニン色素も分解できる「脱染剤・脱色剤」と、

メラニン色素しか分解できない脱染剤と、ヘアカラー染料だけを分解する脱色剤とがあります。

パウダーブリーチにはチューブタイプのクリームタイプもありますが、

 

また、パウダーブリーチよりもパワーが弱い、毛髪のタイプや損傷度合いによって使いわける。

ライトナーはどのメーカーでも発売されていますが、ティントコントローラーは国内でも2-3社だと思います。

うちではホーユーのレセティントコントローラーを使っていますが、ほとんど使うことはありません。

 


1.ブリーチ後のグレーヘアカラー


■グレジューはパレットがなく元の色がない配色

セカンドヘアカラーで使われる色は、ベージュ・グレイ・ラベンダーの寒色系の色ですが、

こ3系統の色は単品の色ではなく、エモジューカラーといって透明感と薄いブラウンをベースに使うレシピです。

ブラウンを使うことで高明度でも色が沈みすぎず安定し、ベース色の色むらをカバーするメリットがあります。

 

この3系統の色の中でも、グレジューの色は単品で作れる色ではなく、色を合わせてつくる色のため髪色の残留ティントを見極め、

仕上がりの色も変わってきます。また色の明るさレベルによって補色の色もコントロールする必要があり、

また、ベースはできる限り均一にそろえて上で、補色効果を利用しながらセカンドヘアカラーを行う。

 

ソフタッチ使用 染料も薄くセカンドカラーには適しています。

【グレイレシピ】アンダー16レベル毛のベース

染料は低アルカリカラーのソフタッチ(染料が薄く)セカンドカラーに適しています。

アッシュ系6+ピンクバイオレット系6+ベージュブラウン系6 3:1:1(3%OX)

*アンダー19レベル毛 アッシュ系6+ベージュ系6+ピンクバイオレット系6+クリア 1:1:1:6(3%OX)

 

【ベージュレシピ】アンダー16レベル毛のベース

染料は低アルカリカラーのソフタッチ(染料が薄く)セカンドカラーに適しています。

ベージュブラウン系6+コバルトブラウン系6+ピンクバイオレット系6 2:1:1(3%OX)

*アンダー19レベル毛 ベージュブラウン系6+コバルトブラウン系6+ピンクバイオレット系6+クリア10:1:1:24(3%OX)

 

【ラベンダーレシピ】アンダー6レベル毛のベース

染料は低アルカリカラーのソフタッチ(染料が薄く)セカンドカラーに適しています。

ブルーバイオレット系6+アッシュ系6+ピンクバイオレット系6+ベージュブラウン 2:0.5:1:13%OX)

*アンダー19レベル毛 ブルーバイオレット系6+ベージュブラウン系6+クリア 2:1:1:8(3%OX)