ブリーチとセカンドヘアカラーの強調色
ブリーチ施術やオンカラーのレシピ
1.ブリーチの適切な薬剤2.ブリーチオンカラーセカンドカラーの強調色
ブリーチやセカンドヘアカラーは適切な施術で行うことで均一なムラのない美しいヘアカラーが実現できる。
逆に薬剤の量や使い方、例:薬剤のタイプ、頭の部位のよる注意、スピード、薬剤知識など経験や知識が必要な技術です。
ただ、使い方さえ知っていれば簡単に失敗するものではありません。要するに質と応用が求められるメニューです。
単価が上がりずらい時代ですが、ヘアカラーの質を高めることで容易に売上も貢献できるメニューでもあります。
目次
1.ブリーチの適切な薬剤
2.パリジャンサンライズ
1.ブリーチの適切な薬剤
■パウダー・クリーム状・ライトナーを使いこなす
ブリーチは使う部位や毛髪によって種類を使い分ける。クリーム状は染まりやすい毛髪や、
ハイライトなどリフトアップを加減したい場合など使いやすい。
逆に毛髪が染まりづらく、硬い毛髪にはパウダータイプが適切で、リフトアップする必要性がある。
アルカリカラーを施術中にハイライトを行う際には、クリーム状タイプを使いブリーチ力をコントロールします。
ライトナーはレベルを上げた場合に作用しまが、ブリーチのようにメラニンを削ることはできません。
リフトアップを強力に行う場合はパウダーブリーチ、ブリーチをコントロールする場合にはクリームタイプを使用します。
ライトナーは基本は染料とのみ酸化重合を行いますが、メラニンを削る脱色には作用しません。
行う脱色・脱染めの用途によって使い分けることでスピードなどコントロールが可能です。
2.ブリーチオンカラーセカンドカラーの強調色
■色をやわらかく・色を濃く出した時に使うブリーチの強調色
シアーな質感を出す場合に使われる強調色は、補色で打ち消すこともできるが、
新たに新しい色を使う場合に「強調色」を活用し、シアー(透明感)・やわらかい質感・他の色に傾ける色をつくる。
アンダーの状態や作り出す色によって色の変化が楽しめるのは、ピンク系はもっとも効果的な強調色が出せる。
【アンダー系の色を打ち消し、アッシュ系】
黄みが残っているアンダーに、アッシュを乗せると、イエローとブルーが重なりマット系に傾きがち、
そんな場合はパープル(30%)前後プラスすることでシアーなアッシュ系の仕上がりになる。
【ピンクパープルにアッシュを配合し、ピンク味を迎えてパープルに】
アンダーがイエローに傾いていると、ピンクとイエロが色を消しあい、ピンク色だけが残ってしまう。
そのため補色であるアッシュをのせることで、色に深みが出て単品よりやわらかい色の仕上がりになる。
【ピンクでアッシュ味を迎え、ベージュ系に】
今回は逆にピンク味を入れることで柔らかいベージュに仕上げる。
白っぽい明るい明るいベージュにする場合。アンダーはかなりリフトアップする必要がある。
そんな場合はアッシュ系ベースに、パープルとブラウンを配合してベージュを作るが、
アンダーが削れた状態になるため、グレイに傾きすぎるため、補色でピンク味を加えることで、
アッシュ系を打ち消し柔らかいベージュにする。
その他には、ピンク色が薄い場合などは濃いピンク色を足して彩度の高い色を出す。
ブルーなども単色で色が緑っぽくなるのでクリア剤を足して水色に仕上げる。