縮毛矯正の薬剤進化と効果的な施術方法

ていねいな施術も大切ですがストレッチブラシでドライし馴染ませる

1.薬剤の選び方とタイプ 2.施術中にキューティクルを整える

縮毛矯正は古くはミスターハビット(厚生労働省が決めている濃度以上の薬剤)から、

現在のアイロン施術で伸ばす方法に変化しましたが・・・この手法も伸ばす方法がよくなる方法が隠されています。

解決するにはミスターハビットの施術方法がヒントになっています。

 

ミスターハビットのやり方はスタイリストの間に批判など多くありますが、

彼らの技術は濃度が高い薬剤を使い、剛毛など通常のクセ毛を伸ばす実績と経験があり、

普通のスタイリストより多くの縮毛矯正の知識があります。

 

彼らの毛髪知識は想像以上でここの講師は経験や薬剤知識に、深く理解し髪に極力ストレスなく伸ばすからです。

ミスターハビットは前処理や後処理などその後のヘアケアを考え、十分なアフターを整えています。

還元剤は2還元式でキューティクルを開き、内部に浸透させストレートに伸ばす方法を取っています。

 

この施術方法であれば基準以上の薬剤でも、傷みが軽減されるからです。

法律をただ無視しているわけではなく、薬剤知識・毛髪構造・施術テクニックなど、

通常の縮毛矯正にヒントも多く隠されています。

 

目次

1.薬剤の選び方とタイプ

2.アルールア-オイルカラー


1.薬剤の選び方とタイプ


■新薬剤でも酸性のスビエラや等電点なども発売

スビエラ「昭和電工」は弱酸性の薬剤で還元力はあり、ヘアカラーの退色を防ぎ、髪へのダメージを防ぐ働きがあります。

GMTはドイツ「ブルーノ・ボック社」で開発され、髪にハリコシを与えますが臭いがキツイのが難点です。

等電点ストレートはph4.5~5.5の値(弱酸性)は髪そのものの値で、もっとも自然な髪の状態でストレートに伸ばす。

 

この3商品は全て弱酸性の濃度で髪のダメージを抑え、毛触り感がチオ・シスに比べ濃度も低く優れている点も多い。

最近メディアでも注目されている「等電点ストレート」は縮毛矯正で話題になっている薬剤ですが、

ph4.5~5.5の薬剤で還元力が弱い部分を、アイロンの熱操作によって補いクセを伸び、健康でツヤのある質感に仕上げる。

 

ヘアカラーやパーマのように酸性よりではキューティクルが開かない、

また、ヘアカラーやパーマの場合は還元剤により、アルカリ寄りによってしまうので、

等電点ストレートでのヘアカラーやパーマは適さない。

 

等電点ストレートの場合は薬剤に頼らず、アイロンの熱によって作用し、

仕上がり感もよりサラサラ・ツヤツヤが実現できる。

 

還元+酸化による架橋と、レブリン酸による架橋のため、

ダメージも少ないためクセ毛もしっかり伸びる。次世代の縮毛矯正として着目される先進の薬剤システムです。

*レブリン酸とはバッファー効果とより架橋を高める。酸熱トリートメントのプレックスタイプとしても使われる。


2.施術中にキューティクルを整える


■知らないスタイリストが多すぎる現実

縮毛矯正によってクレームの要因で多いのは、縮毛矯正後に伸びないといったことが多いですが、

原因としては薬剤・ドライ方法・軟化といくつかありますが、知らないスタイリストも多いのですが、

ドライヤーでの乾かし方が要因でキューティクルを整えながら伸ばすことが重要です。

 

キューティクルを整えることで乾かす時に、キューティクルが荒れている状態でアイロンプレスを行うとそのままプレスされ、

髪の表面もカサカサした状態になってしまい、サラサラした毛触りやツヤが失われ、

結果クセ毛の伸びない状態になることになります。

 

薬剤選定も重要な要素ですがストレッチブラシやデンマンブラシなどで、

キューティクルを整えてから2剤で架橋することで、ツヤやサラサラ感の仕上がりになります。

ぜひ、スタイリストさんも覚えておいてください。