ヘアカラーが明るくなりすぎる理由
色メニューのミスや放置時間オーバーや塗布の仕方が要注意
1.初歩的な失敗 2.彩度と髪質のヘアカラーのメニュー
イエローやベージューは明るい発色に、黄色メラニンの人に例:8レベルでも、
アンダーの褐色があった場合には10レベル以上の色に感じることがあります。
グレージューやマッドは暗く感じ:8レベルでも、6レベルに感じることもあります。
初歩的な色メニューのちがいですが、まだ、経験の浅いスタイリストだったりすると、
お客さまの声をうのみにしそのまま言われた配色を提案すると失敗することがある。
新人の入社したてのアシスタントで多いのは、塗布量が多すぎて根元が明るくなることです。
目次
1.初歩的な失敗
2.彩度と髪質のヘアカラーのメニュー
1.初歩的な失敗
■アルカリの塗布とグレイカラーの塗布を間違える
グレイカラーは白髪を染めるために溜めて薬剤を塗布しますが、アルカリカラーの場合は透明感や発色を良くするため、
薬剤を溜めて塗布することはほとんどありません。完全にハケによる薬剤のためすぎが要因です。
あたりまえのことですがアシスタントのような新人にはよくあることです。
グレイカラーはくすみのあるよう設計されていて、アルカリカラーは透明感や彩度が出るよう設計されています。
溜めすぎてわかりやすいのはアルカリカラーで、視診でも根元の発色も毛先のちがいがムラになる。
グレイカラーでも根元の明るさがわかりますが、アルカリカラーはより以上に色むらが目立つようです。
根元の明るくなりやすい理由としては、髪の水分や脂質の量も豊富で薬剤が発色しやすいからです。
私が新人の頃は頭皮に近いせいだと言われていましたが、よく調べてみると正しくないようです。
薬剤の染料も栄養分も髪が健康なほど作用しやすいためだと言われています。
2.彩度と髪質のヘアカラーのメニュー
■アンダーと希望の色を計算して色を出す
ヘアカラーには補色という便利なものがあります。ほしい色を出す場合に色を20%前後ミックスして色出しを行う。
もうひとつは薄め液であるクリア剤は、髪の沈み込みを防ぐためのヘアカラー剤です。
このタイプの薬剤を使いこなすことで、暗くならないようにコントロールすることです。
多いパターンは赤みを打ち消すには緑みの入れると赤みを打ち消すことができる・
黄みが多い場合は紫を入れることで黄みを打ち消すことができる。
根元と毛先の沈み込みを防ぐクリア剤は、毛先の色を根元と違和感のない色を作りだします。
色の明るさを保とうとするには補色と薄め液を使うことで、明度や彩度をコントロールすることが可能です。
色が明るくなりすぎる理由としては、薬剤選定・ハケの塗布量・色のコントロールが大切な要素です。