ミルボン・ウエラ・ロレアルのグレイカラー
コレストン・アルーリア・オルディーブのグレイカラー
1.国内3大メーカーのメリット2.国内3大メーカーのデメリット
ヘアサロンにおけるヘアカラーはメーカー各社にとっては利益の大部分を占めていますが、
それだけに大中小のメーカーの競争も激しく、スタイリストにとってもどのメーカーを使っていいのか迷うことも多い。
サロンではホーユーやナブラなどの酸化染料だけでも5種類を使い、酸性染料も直接染料や塩基性染料も入れると10社以上使っています。
その中から大手メーカー3社のグレイカラーのメリットやデメリットを個人の感想を、
グレイカラーの参考と思いコメントします。
目次
1.国内3大メーカーのメリット
2.国内3大メーカーのデメリット
1.国内3大メーカーのメリット
■青みベースのロレアル・赤みベースのミルボンのメリット・ブラウンベースとブラック染料のウエラ
〇ミルボンシーデェル
オルディーブのグレイカラーは基本は赤みベースの染料ですが、ミルボンシーデェルグレイカラーは「青味」ベースです。
30代~40代以降の顧客にはシーデェルが今っぽい感じの質感に仕上がる。
シーデェルはそんな情報もキャッチして発売された感があります。
青みベースは透明感やグレージューのような色が出やすく、1カ月後に赤みや黄み出ずらい、日本人の女性が好む色になる。
シーデェルは寒色系に強くやさしい質感に上がる青みベースがメリットです。
〇ロレアルアルーリア
ロレアル独自成分IMEXNE色味を長持ちさせる。染料が青みベースで奥深い透明感がアルーリアの特性です。
白髪も染めて明るくできる、カラーの(6週間)持ちの良さ、ダメージを迎える、ツヤのヘアカラーに仕上がる。
アルーリアの染料分子は大きく染料と栄養分が6週間持続できる。
化学的な裏付けが必要な持続性がホームページに書かれるのは大きな差別化で、
大手メーカーでもなかなか文章にして公表できません。アルーリアのグレイカラーは根元や白髪の多い人を使用しますが、
アルーリア(アルカリ)のトナーはイネオンGやセラミドなど栄養成分も含まれ、グレイカラーは根元に毛先はトナーを使うことで質感がアップ。
〇ウエラコレストンプラス
コレストンの色の良さは鮮やかな色彩と光沢感です。カラーメニューも多く使いやすく塗布しやすい粘度が好評です。
染料ベースはグレイカラーでも明度によって変えています。明度の明るさを出す場合は栗色ベースに、明度の低い黒色がベースです。
髪の光沢感と色彩の色はウエラコレストンのメリットです。
2国内3大メーカーのデメリット
■メーカーによる色のちがいを理解する必要がある
〇ミルボンオルディーブ
オルディーブのグレイカラーは基本は赤みベースの染料で、1カ月には赤みや黄みの褐色の色になる傾向が強い。
直接染料がオルディーブには配合されているため、色落ちが外資系メーカーに比べ15%~20%が悪い。
スタイリストは各メーカーの色持ちのデーターなどを確認する必要がある。
染料が赤みベースのため色が赤みや黄みが出やすいので、寒色系の色を出したい時はシーデェルを使用する。
〇ロレアルアルーリア
アルーリアの良さはくすみ感のある奥深い透明感とグレージュー系の色出しですが、
毛髪に黒みのある方などはアルーリアの色が出でにくい、このタイプの方はコレストンプラスを使うと色が出やすい。
アルーリアはくすんだ色が出ますが、地毛が黒くくすみ感にある方には、明るさがでにくい点があります。
〇ウエラコレストンプラス
髪の光沢感がコレストンプラスの良さですが、奥深い透明感は感じられないですね!
髪の表面の色と鮮やかさはありますが、色の深さや奥深い透明感はアルーリアがいいです。
アンモニアやアルカリ臭など改善されていますが、コレストンプラスは3つの中でもアルカリ臭がある。