ヘアカラーメーカーによって染料や明度が変化
A社とB社では使う染料も明度も変化する
1. 各メーカーの明度や染料の基準は変化 2.染料が濃いタイプがトレンドのヘアカラー
いつも決まったメーカーのヘアカラーを使うスタイリストが、B社のヘアカラーを使うことで希望の色が出さない事実。
コレストンプラスとアルーリアカラーでは明度で1~2レベルくらい、彩度では個性も変わりずいぶん変わって色が出る。
スタンダードなヘアカラーではリスクが少ないですが、ハイトーンカラーやダブルカラーなど繊細な色あを出す場合は別ですね、
キャラデコの赤みの強い染料と、染料が薄いソフタッチでは色も反対方向くらいの差が出てきます。
特にダブルカラーのセカンドで使うエモジュー(寒色系の黄・赤を削る色)は明確に表れます。
今回は各メーカーの色味を考えてみます。
目次
1. 各メーカーの明度や染料の基準は変化
2.染料が濃いタイプがトレンドのヘアカラー
1. 各メーカーの明度や染料の基準は変化
■内容成分が染料を知りヘアカラーの発色や持続性を考える
オルディーブカラーは出来上がりの色の発色は良いですが・・・直接染料が多く配合され色落ちが速い。
中野製薬のキャラデコや資生堂の塩基性カラーは、ビビットな色が出るビビットな質感が特徴です。
ウエライルミナやロレアルイノアは染料が濃い、でも、色の発色はメーカーが決めている明度のため、
イルミナとイノアでも染料もちがうし、明度基準も変わるため色の発色が変わる。
言えることはおたがいに染料が濃いため単品の色が暗く見えるのは染料が多いからです。
染料の濃さを緩和する方法は明度の高い、12レベルから染料の濃いカラーコントロールを入れ調整すること。
基本的に染料が濃い濃淡をカラーコントロールで調整を行い、色の明度を調整すること。
アルカリカラーでもグレイカラーでも明度を9レベルであれば、10レベルの色を使い調整します。
染料の量が普通タイプのヘアカラーとでは、1-2レベル高いヘアカラー剤を使うことで解消する。
2.染料が濃いタイプがトレンドのヘアカラー
■ロレアルのパリジャンシリーズの寒色と暖色
アルーリアカラーシリーズの中でパリジャンシリーズの中でも染料が濃いタイプ。
ヘアカラーはレベルが高いほど染料も薄く彩度が表現できない、低いと色味も出てしかも持ちも良い。
色が高いと透明感が出てツヤも出てくる反面、色落ちも速く持ちも悪いことを理解しましょう。
なぜ、明度の高い透明感のある”うすい色”が人気なのは、「外国人のような色」がこの数年ブームだからです。
アルーリアパリジャンシリーズ・イルミナ・イノア・アドミオなどは染料が濃く、
ヘアに負担の軽い薬剤でトリートメント成分が多く配合しています。明るく色を出す髪のダメージを軽減するヘアカラーがトレンドです。
染料が濃いヘアカラーは明度が暗くなることを理解し、さらにメーカーによって変わることも同様です。
メーカーには染料をアルカリではブラウンや、グレイカラーでは染料をブラックだったりしますので、
メーカーに問い合わせてベース染料の色味を知ることで、お客さまの髪質にあった色を実現することが可能です。