ロレアル「イノア」グレイ・ハイリフトレシピ集

オイルカラー「イノア」はスタイリストが考えてレシピするヘアカラーですが・・・

1.グレイ(白髪編)レシピ 2.ハイリフトヘアレシピ

オイルカラーは持ちの良さと、奥深い透明感がロレアルの特許と連動している。

染料粒子が従来の粒子よりも大きく、毛髪内に染料とケア成分が長く持続します。

他メーカーのウエラも(8週間続くと書かれてはいますが・・・?)コレストンプラスはイノアに比べて持ちも悪いです。

 

国内カラーのオルディーブなどに比べて持ちの良さはありますが。コレストンプラスの良さは彩度感と明度のバランスで、

使いやすさと鮮やかさがメリット面だと、いろいろ比較検討し感じますが、それぞれメーカーによって特性を考え使う方法がベストでしょう。

 

ロレアルはサイトで発表された、持ちの良さや、グレジュー染料の特許など、世界でもっとも優れた研究者によって開発されたカラーで、

国内でもカナガワ研究所に日本人の髪にあった商品を開発しています。

世界最高レベルの研究機関と日本人にあったヘアカラーではロレアルはおすすめできます。

*イノアは染料を濃く仕上がっているので、薄めるには高い明度(染料が薄い)とブースター(染料が濃い)を使い明度や陰陽感をコントロールする。

 

目次

1. グレイ(白髪編)レシピ

 2.ハイリフトヘアレシピ


1.グレイ(白髪編)レシピ


■カラーナンバーリングシステムを理解して使う

彩度感を高めるためにカラーナンバーでもある各シェードと配合バランスがわかる。カラーナンバーシステムです。

白髪染めの場合は0から始まる(前の数字を強調)035(黄み+赤み)032(黄み+赤み)がベースです。

(ヘアカラーのベースをカウンセリン時に決定)

暗い場合・・・5.00・5.035・5032をベースに色のカラーメニューを組み立てる

普通色の場合・・・6.035・6.032をベースに色のカラーメニューを組み立てる

明るい場合・・・8.035・8.032をベースに色のカラーメニューを組み立てる

 

*ナチュラルな色の場合(グレイカラー)・・・6.35+6.32 1:1

*寒色をミックスした場合(グレイカラー)・・・6.32+8.1 (60.21) 1:1+(20%)

*暖色ミックスした場合(グレイカラー)・・・6.35+6.06 +(6.021) 1:1+(20%)

*色の組み合わせはスタイリストの無限の組み合わせで楽しんでみてください。

 

暗い色で白髪が多い人は5.35+6.06などをアンダーを目視しながら、他の色を加える例:6.021などをオリジナルでミックスする。

明るい場合は8.035:8.11にLIGHTENERを加える。希望色を把握し色のミックスを図る。

色を組み合わせ方はスタイリストがオリジナルな色を組み合わせることで、色のバリエーションを増やしレシピ力をアップする。

上図はイノアの(8.32+10.32)+8.1 1:1です明るくしたい場合は1032だけを使用し、8.1や8.11を使い明度のコントロールします。

ハイライトは加え陰陽感も表現し、客単価も容易にアップできる。

 


2.ハイリフトヘアレシピ


■バリエーションを増やしたイノアシリーズ

イノアはアンモニア無配合でツーンとした臭いを迎制した、オイルがキューティクルを開く状態にして、

アンモニアの変わりの働きをしている。ハイリフトも同様で明るいレベルを高めた色を実現しています。

高いレベルとカラーコントロールをミックスなど幅が広くなりました。

 

今回はFEMINIE(女性らしさ)NATURAL(自然)COOL(かっこいい)MOOD(トレンド)の4種類にあった、

ハイリフトのヘアレシピをご紹介します。

 

●FEMINIE(ラベンダーベージュ) 10.32:12.11:12.21 1:10%:20%

     (アッシュベージュ)  12.11:10.32:12.21 2:1:10%

 

●NATURAL(シアブラウン) 10.11:10.32:10.21 2:1:5%

      (アッシュブラウン) 10.11:8.1:10.21 3:2:1

 

●COOL     (レッドブラウン) 10.35:12.3:12.6 1:1:15%

     (ディーブマッド) 12.07:8.7:BLUE 4:1:10%

 

●MOOD  (クリア) 10.32:10.4:LIGHITENER 1:10%:10%

     (テコラッタ) 10.4 単品

 

〇アンダーを計算しメラニンとの関係でレシピをコントロールする

ブラウンベースの明るいトーンは10.32ベースが黄みぎみの出すブラウンとして使える。

赤みの強いひとは10.32ベースが染料と相性がよい。10.1や10.11は寒色ベースで使われることが多く、

暖色系は色味が強く10.4などカッパー色が多い、補色としては10.21などのパープルが良い。

 

〇セカンドカラーやハイトーンカラーに使う裏ワザ

セカンドカラーの場合には透明感を重視する場合は染料の薄い、ソフタッチのような低アルカリカラーは、

染料も薄くやわらかい質感が出ますが、染料が薄いので1週間前後でしが色も持たない。

イノアの場合はラベンダーアッシュは12.11:VOLTE 1:20%をミックスして8レベル相当にして色を持たせる方法もある。

 

いろの幅をうまく使うようにすると良い。例:明るい白髪染めなどもこの色を活用する。

12.32+8.11+6.21 1:0+10%を8レベル相当に明度を落とし彩度感も保つ。

アルカリカラーはブースターのブルー・イエロー・レッド・バイオレットを使ってレベル調整を行う。

上図は寒色ベースの12.11+VIOLET 1:15%にハイライトの14レベルで陰陽感を表現します。

グレイカラーと同様にスライシングやウィビングで陰陽感を表現します。