ヘアサロンのヘアカラーを充実させる
ヘアカラーのバリエーションをマスターしケミカル知識で使いこなす
1. ヘアサロンは持続性と色出しを行う 2.明るい明度を発色の色出しを把握する
スタンダードなワンメイクカラーはお客さまの中には飽きてしまったり、
刺激を求めおしゃれを楽しみたい方が増えています。若い世代や大人世代も共通しています。
大人世代はグレイカラーからハイライト・ウィビングをプラス、若い世代はグラデーションやダブルカラーなど技術力がある、
ヘアカラーは質と同様にヘアデザイン性が必要になっています。
グレイカラーとハイライト、色のバリエーションを増やす、髪を傷みにくいヘアカラー剤を使用する。
アンダーを把握し適切な色出しを行うなど、技術力プラスにケミカル知識や施術内容によって適切に行う。
目次
1. ヘアサロンは持続性と色出しを行う
2.明るい明度を発色の色出しを把握する
1. ヘアサロンは持続性と色出しを行う
■均一で鮮やかな色出しができてもサロンで持続性のある色でないと意味がない
撮影でその瞬間だけ鮮やかな色が必要な場合などを除いて、鮮やかで持ちのある色を希望するお客さまが多い。
ダブルカラーで鮮やかな色出しを行う場合は、色が速く流失し色が薄くなったり、色の変色が思ったより速くなると、
せっかく高額な料金を払ったお客さまには信頼関係も崩れてしまい継続的な施術が見込めない。
メーカーによっても薬剤の持ちがちがう、M社のヘアカラーは全般的に色が落ちやすい、
アルカリやグレイも同様で、いまは速い人で30代くらいからグレイカラーを行うため、しっかり色が持続性の点で信頼が薄れてしまう。
W社は持ちはそれほど悪くはありませんが、アルカリの色が希望の色が出ないことが多く、
仕事内容にムラがでやすく正直いいカラー剤だとは思いません。ただ、この会社の低アルカリカラーは染料が薄いタイプは、
明度の明るい色を出す時には適しています。ヘアカラーメーカーでも種類によっていいカラー剤と、
そうでないカラー剤を見極めることが大切です。
2.明るい明度で発色の色出しを把握する
■低アルカリカラーの良い点とアルカリカラーの3%で使う明度の高い色出し
低アルカリカラーの中で染料が薄い「ソフタッチ」は透明感が出る場合に使います。
色が速く薄くなることが欠点ではありますが、他のカラー剤とはちがい透明感が素晴らしい。
芸能人のシェリーさんは番組を見ると、1週間か2週間で色が変わりますが、低アルカリで表現しているデザインカラーです。
持ちは良くありませんが、メンテナンスさえ行えば1カ月のうちに2回くらいはいろを変えることが可能です。
明度が高い色で持続性を持たせるには、アルカリカラーの12レベルとカラーコントロールをミックスすること。
8レベルくらいに落ち着きます。染料の濃いカラーコントロールによってレベルダウンが可能です。
12レベルを80%使いカラーコントロールを20%以下に抑える。2剤は3%以下の過酸化水素水を使います。
明度の高い色を選ぶことで透明感が出やすくなり、カラーコントロールでレベルダウンを行います。
おすすめはロレアルアルーリアやイノアが染料も濃いのでぜひ試してください。