お客さまの言葉を聞きすぎは禁物
お客さまの話を把握しスタイリストが進言しヘア提案を施す
1.意見を聞いてスタイリストがスタイルを提案 2.素人の考えとプロの知識は根本がちがう
お客さまの意見や希望を聞きすぎるのは、プロとして有能なスタイリストではないと思う。
理由は聞きすぎことで強くお客さまの良い部分が引き出せないからです。
結局全てのうえでなにをしたいのか振り出しに戻ることがある。
例えばヘアカラーなどで12レベルから、「暗くしてください!」言って希望があった場合。
では、具体的に8レベルで染めましょうというと、いや、「そんなに暗くしないで!」こういった希望を言われると、
※カラーチャートは健康毛のレベル4-5の人を、対象として作られています。12レベルから8に落とすことで9レベル前後に落ちつく。
担当するスタイリストは判断に困ってしまう。カットなどもそうですね、顔を小さく見せたいですが、
顔回りを下げると顔が大きくみるので、「下げた髪に切らないでください!」でも、
下げると顔が大きくみえてしまうのですが・・・お客さまは髪のクセ毛を気にして言っているのですが、
そんな場合は顔や髪のクセをみてスタイリストが判断し、ヘアデザインを組み立てをしたほうが良い場合がある。
スタイリストの判断がどうしていいのかを具体的に考えてみました。
目次
1.意見を聞いてスタイリストがスタイルを提案
2.素人の考えとプロの知識は根本がちがう
1.意見を聞いてスタイリストがスタイルを提案
■日本でトップのスタイリストがセミナーで「プロがアドバイスをしヘアデザイン」したほうがうまくいくと!
これはお客さまの意見を聞きすぎることで、お客さまが希望のヘアデザインの支障をきたすことがあるからです。
ヘアスタイルをつくるうえで全ての方がそうではありませんが、個性や美しさが強調されることを、お客さま自身が否定する場合があるからです。
ヘアデザインのラインをやわらかくスッキリしたイメージに似合うのに、いや私はこうしたのでこう切ってください!
スタイリストが説明すれば”話はわかるのですが”、最後はやっぱりこっちのヘアスタイルがいいと”理解してくれない””!
スタイル的にキレイでバランスが良ければいいのですが、そんなお客さまに限って似合っていないことが多い、
そん場合には勇気をもってスタイリストが思うヘアデザインにしたほうがいいと思いますね。
日本でトップの原宿・青山・銀座・恵比寿にヘアサロンを展開しているPサロンのT氏のセミナーでの言葉の中で、
ぼくはお客さまの話は聞きすぎないようにしている。理由は前文で書いたように個性や良い部分を活かせないからということです。
お客さまが自分自身の幅を狭めてしまい、毛髪だったり髪質だったりを活かされていないことを理解されていないからです。
そのT氏はヘアセミナーで自分で考えて似合うような、ヘアデザインを作ることに決めていると断言しました。
*ヘアセミナーのT氏は日本でトップでいながら亡くなれました惜しいですね。
1.素人の考えとプロの知識は根本がちがう
■毛髪診断や顔カタチにあったヘアデザインを構築するスタイリスト
素人のひとは専門性がないので自分の感覚でものを言う、素人ならではの意見があって発見もありますが、
奥が浅くプロの専門性のあるアドバイスは表面的なところでしか理解できない。
スタイリストは自分の思うスタイルを積極的に施術するべきだと思う。多くのスタイリストはお客さまの思うがまあまに、
決まったスタイルをデザインする。お客さまがこれでいいと断言した場合はそれはそれでいいですが、
ヘアデザインを変えたい気持ちがあるのですが、冒険して失敗したくないでも・・・変えたい。
スタイリストの多くは思うがままのヘアデザインを作ることが多いですが、
プロが薬剤知識や毛髪知識まで深い読みの中で、ヘアスタイルを提案しているわけで、
積極的に提案し実行する勇気のある、ヘアデザインを作り続ける必要があると思います。