レイヤー&グラデションが切れないスタイリスト
レングス(ワンレングス)にただ削ぐだけのヘアスタイル
1.セミ~ロングのレイヤー&グラデション 2.カタチがシルエットバランスが整う
ワンレングスに削ぎを入れただけのヘアスタイルが目立ちます。
セミ~ロングもショートヘアも同様につながりのあるカットが必要です。そのつながりがなくガイドを見失うパターンが多い。
っ・・・ていうか切れないスタッフがカットに入ることが多い。
日本人のスタイリストは20代前半でもカットにどんどん入客しますが、海外の場合は30代~50代以降のスタイリストが人気があある。
友人が香港~中国~ビバリーヒルズにヘアサロンをもっていて、働いているスタッフの売上の比率が大人の世代のスタイリストが売上の大半で、
20代のスタイリストでは売上も少ない、日本の場合は20代前後がヘアサロンの核になっていることが多いですから。
経験やスキル面での問題が、「レイヤー&グラデションが切れないスタイリスト」一因でしょう。
経験があれば上手とも言えませんが・・・
目次
1.セミ~ロングのレイヤー&グラデション
2.カタチがシルエットバランスが整う
1.セミ~ロングのレイヤー&グラデション
■セイムレイヤー・ラウンドレイヤー・ボックスグラデション・ナチュラルグラデション
セイムレイヤーはおもにメンズカットの同じ長さに切る定番のあるカット、ラウンドレイヤーはくぼみのある(水平に45度)ヘアにカット、
ボックスグラデションは後ろに引き出すボックス状に引き出す。ナチュラルグラデーションは斜め45度に引き出しカット。
セミ・ロングで使うスキルはセイムレイヤーとラウンドレイヤーを使うことが多く、
カットを理解していない未熟なスタイリストは、セイムレイヤーもラウンドレイヤーを区別できていないようです。
若いスタイリストがわからないというよりも、トップのスタイリストやオーナーもあやふやな場合が多い。
個人的に今回のカットに出てくるピーカーブーアカデミーは世界基準のレベルで比較的費用も安い。
*アシスタントクラスに78000円(ウッィグ2台)は将来のためにもぜひ受講してみてください。
セイムレイヤーは頭のカタチに沿ったヘアデザインで、ライン全体が丸みを帯びてくる、
ラウンドレイヤーはおうとつ(凹凸)のラインで使い、後頭部の膨らみや骨格修正に使う。
セミ・ロングヘアはその他にもグラデーションを合わせ、複合的なヘアラインとして組み合わせる。
組み合わせるにはレイヤー&グラデションのベースを把握し、マスターすることで”カタチ”を表現できる。
〇セイムレイヤー・・・頭の丸み沿ったカットで全体的に丸みのあるシルエットに仕上がる。
〇ラウンドレイヤー・・・骨格修正に使う水平に45度にハサミを入れる。
〇ナチュラルグラデーション・・・斜め45度に引き出す一般的なグラデション
〇ボックスグラデーション・・・バックから箱状に引き出す「前下がりボブ」など横が長くなるグラデーションです。
複合的に組み合わせることが多いですが、ラウンドレイヤーやボックスグラデーションの場合は、
耳後ろに重みが残るため角を削りつなげるオーバダイレクションを使う。
大別しこの4種類を覚えてカットすることでつながりを理解できる。
応用のカットとしてハイレイヤーなど覚え横のカットチェックを覚え、
自由自在に操るようコーミングが大切な重要なアイテムになります。カットの上手な人はシェープがうまい人が多いのは、
展開図(ヘアデザイン)を理解し組み立てられている証拠です。
*この4種類のグラデション&レイヤーを複合的に組み合わせてカットしてつなげる。
2.カタチがシルエットバランスが整う
■レイヤーやグラデーションをマスターする必要性
ベーシックなスキルを身につけるには、そうとうの練習量や知識が必要です。
ヘアサロンのカットレベルは私が仕事を覚えて時期と大きな変化がないような気がします。
上手なスタイリストとそうではないスタイリストの差が激しい感じが、いまのスキルレベルの流れのような気がします。
世界水準のカットでもあるサッスンであるのはたしかで、日本で世界に通用するのはピーカーブーアカデミーだと思っています。
国内でこの技術をマスターしているスタイリストのカットは確かです。
私もベーシック~ハイテクニックコースまで、3-5年かけて、カットをやり直しピーカーブーアカデミーに通っています。