白髪を染めるだけではない動きと陰陽感を表現

染めるだけのグレイカラーではない質感表現のある陰陽感のあるスキル

1.色持ちとダメージを迎えるグレイカラー 2.ウィビング&ハイライトのミックス

従来の染めるだけのグレイカラーは終わりを告げていて、プラスアルファの色持ち・ダメージ・臭い・色の濃さ浸透性があるなど、

二次的な要素が含まれる染料タイプが必要です。

中でもおしゃれ感覚に特化した、明るく上品に魅せる深く濃い持ちの良いヘアカラー剤です。

 

ベースカラーでさえこの品質の向上に向かっています。ベースカラーを軸にウィビングやハイライトを入れることで、

ヘアカラーのバリエーションに幅が出てくる。

明度のリフトアップをハイライトと彩度を表現し、ベースの色とトーンのコラボを楽しませましょう。

 

目次

1.色持ちとダメージ2を迎えるグレイカラー

2.ウィビング&ハイライトのミックス


1.色持ちとダメージを迎えるグレイカラー


■染めるだけのヘアカラーは魅力も薄く顧客も求めていない

この10年でヘアカラーに対してのお客さまの考えや、ヘアカラーに対して求める効果について慎重になっています。

お客さまによって求めるヘアカラーが変わってきています。今回はグレイカラーを中心に考えてみることにしますが、

ナチュラル趣向のオーガニック派(ヴィラロドラ・アヴェダ)、光沢感と独自性と高品質(イノア・イルミナ)、

 

スタンダードなのに色の質感が高い(アルーリア・アドミオ)など、お客さまの興味ある商品に変化と求めるヘアカラー剤があります。

いまの流れはアルカリカラーのような鮮やかさと質感と、ダメージを迎える内容成分であること、

染料が濃く明るい色での発色の良いヘアカラーなどです。

 

スタンダードなヘアカラーも品質が高くなっていますね!ロレアルのアルーリアやアリミノのアドミオなど、

白髪をしっかり染めながら明るい色も均一にしっかり染まります。2級品のような名もないメーカーでは出せない内容になっています。

スタイリストの中にはヘアカラーはどこも同じと考える人が少なからずいますが、

 

現在はアルカリカラーはもちろん、グレイカラーの品質も高くなっています。

後半のウィビングやハイライトなど、陰陽感を表現するヘアカラーについても2で考えてみましょう。


2.ウィビング&ハイライトのミックス


■グレイカラーとアルカリカラーのハイライトカラーが見分けがつかないハイライト効果

日本人の髪は黒髪のため欧米人に比べ陰陽感が表現しずらいですが、

黒髪の日本人はメラニンをコントロールさえすれば、明度の高さや、彩度感についてもブリーチによって幅が広がります。

欧米人の場合にはバレイヤージュやホイルワークによって簡単に陰陽感が出てきますが、

日本人の場合はブリーチオンカラーを行い、ヘアベースの明度やハイライト部位など、彩度感もコントロールできます。

ベースカラーのことは1で触れましたが、ヘアデザインや質感表現においてベースカラーのメーカーを選び、

ハイライト部位のウィビングやハイライトの種類を決め、明度&彩度の調整を図りヘアデザインを提案します。

 

グレイカラー・アルカリカラーかの区別は大きくはありません。

どれかと言われればレベルの高さですね。16-19レベルはグレイではほとんど必要ないからです。

グレイカラーは白髪も染まり明度もある程度も明るくなり、色を楽しむことも可能です。