ブリーチオンカラーセカンドカラーコントロール

色の出し方やメーカーによって発色を使い分ける

1.セカンドカラーの色出し強調色 2.メーカー各社を使いわけ色や持続性を把握

ヘアカラーの中でも明るいヘアカラーはブリーチ・色のセレクトを理解し、

色の種類、透明感、塗布した後の放置時間など、ヘアカラーの中でも応用的で慣れていないと狙った色が出ない。

基礎のヘアカラーを覚えた後に、スタイリストが2-3年~前後で覚えられるかどうかの特殊なヘアカラーです。

 

ヘアサロンによって明るいヘアカラーのお客さまが多いヘアサロンであれば、覚えも速いですが一般的なサロンでは・・・

それでもインナーカラー・ハイトーンカラーオンカラー・グラデーションなど、

お客さまが来店しますので、しっかり理解して対応できるよう知識ち施術方法をマスターしましょう。

 

*髪質によってリフトアップをレベル18以上~削っても発色しない場合があります。例えば髪が硬く黒い人はブリーチを3回繰り返しても、

アンダーの黄味が残りアッシュ系の色にはムリがあり、髪の色が栗色の人は2-3回繰り返せばアッシュの色はキレイに発色します。

また、ブリーチの場合は時間を削るほどかかるので、お客さま(初めて経験する人には)には確認したほうが良い。

 

*十人十色で色のでる人、でない人をカウンセリングでわかるようでないと、

ハイトーンカラーの場合はお客さまに入客して満足させることができません。十分知識や経験を積んでから担当するようにしましょう。

 

目次

1.インナーカラー・セカンドカラーのレシピと塗布方法 

2.メーカー各社を使いわけ色や持続性を把握


1.インナーカラー・セカンドカラーのレシピと塗布方法 


■セカンドカラーは強調色・クリア剤で色出しを行う

16レベル-19レベルまでリフトアップした場合は、アンダーの黄味を消すため補色や強調色やクリア剤が必要です。

レシピには色出しの知識が繊細な色を出す場合ポイントになってきます。

今回は5種類(19レベル)色をコントロールするためのアドバイスを考えてみましょう。

 

インナーカラー・セカンドカラー・グラデーションの色出しの参考にしてください。

 

〇ブリーチベースは19レベル セカンドカラー5種類のタイプのレシピ

 

【シアーな質感のアッシュの色出し】アッシュ系

黄味が残っているアンダーに、アッシュを乗せると、イエローとブルーが重なりマット系に傾きがち、

補色であるパープルを加えることでアッシュ系に仕上がります。

 

レシピ・・・アッシュ系6レベル+ピンクパープル系6レベル=1:15%

 

【やわらかい質感のパープル】パープル系

アンダーのイエローに、ピンクパープルを乗せると、アンダーがイエローとパープルを打ち消し合い、

ピンクが浮いてくるため。補色であるアッシュをプラスして、ピンクを削りパープルを出す。

ピンク単品よりやわらかい色の仕上がりになる。

 

レシピ・・・ピンクパープル系6レベル+アッシュ系6レベル=1:15%

【暖かみのあるベージュ】

白に近い明るいベージュにする場合、アンダーはかなりリフトアップする必要がある。

その上にアンダーベースにパープルとブラウンを配合してベージュをつくるが、アンダーが削れた状態なので、

グレイに傾き過ぎてしまうことがある。その場合は明るいピンクを加え、アッシュを打ち消し、やわらかい質感ベージュにする。

 

レシピ・・・アッシュ系6レベル+ピンクパープル系6レベル+ブラウン系6レベル+ピンク系6レベル=1:15%:10%:5%

 

【クリアで透け感のあるピンク】

イエローのアンダーに対し、薄いピンクを乗せると、黄色が混ってベージュっぽい色になるので、

そこにピンクの強調色を混ぜることで、彩度の高いクリアなピンクを表現。

強調色を足し過ぎると赤になってしまうので、配合比率を考えていこう。

 

レシピ・・・ピンク系12レベル+強調色クリア=1:15%

【透明感のある水色】

アンダーに黄味が残っているベースに、薄いブルーを乗せると緑になってしまう。

そのためネイビーブルーを選択。ブルー単品だと色がこすぎるので、

クリア剤を混ぜて水色にする。クリア剤を多く入れすぎると緑になるので気をつける。

 

レシピ・・・プルー系3レベル+クリア=10:3


2.メーカー各社を使いわけ色や持続性を把握


■塩基性染料と酸化染料では色持ち・透明感・持ちが異なりメーカーによっても変化します。

セカンドカラーの場合はリフトアップのレベルも下の15くらいから、上は19以上レベルのリフトアップまで、

お客さまの予算(ブリーチ回数により削るレベルが変化)で1-2回くらいでしかブリーチができない場合や、

希望する透明感や持ちの良さによって、染料のタイプを変えていかなければいけない。

 

【酸性染料-塩基性染料】マニックパニック

酸性カラーの一種ですが鮮やかで透明感があるのが特徴のヘアカラーです。

マニックパニックやビビットな鮮やかな発色である反面、1週間前後ですぐに薄くなるので、

短期間でメンテナンスを入れて楽しむヘアカラーです。

 

【酸化染料低アルカリカラー】ウエラ-ソフタッチ

酸化力が弱いので色も薄く色持ちが悪い面と、塩基性染料よりも持ちが良く、

塩基性染料に比べても鮮やかさに変わりもなく、透明感もあるので使うスタイリストも多い。

ウエラのソフタッチは染料も薄く、透明感が出るので、そういったシュチュエーションの人に合っているヘアカラーです。

 

【酸化染料】シュワルツコフ-ファイバープレックカラーピラミンゴ

塩基性染料のようなビビットさと持ちの良さが特徴のヘアカラーです。

色数が少なくブリーチオンカラーは3色(ピンク・レッド・ゴールド)で鮮やかな色で、

*普通毛に使うタイプが3種類とブリーチオンカラーの計6種類

 

塩基性染料のような色合いで、低アルカリカラーよりも色持ちが良い。

 

【酸化染料】ウエラコレストンプラス

コレストンの良さは鮮やかさでスタンダードな、ブルー・レッド・ピンクなどはコレストンの良さが出る。

ビビットさか重要なセカンドカラーですから、ロレアルはイノアも使いやすく特に寒色系がキレイです。

コレストンプラスの3/88ブルーや、3-6ピンクパールは色も鮮やかで使いやすい。