縮毛矯正のタイプと薬剤選び
ヘアカラーやパーマと同様に奥が深い縮毛矯正
1.縮毛矯正”してはいけない”薬剤選び 2.髪質にあった縮毛矯正が大切
縮毛矯正で一番大切なのはなにか?薬剤選びでも、アイロンの使い方でもありません。
カットがデザイン通りに適切にカットされているかが重要です。
たしかに、毛髪によっては波状毛で極端な剛毛の場合には「ミスターハビット」のような、
厚生労働省が認可されていない還元剤のパワーを使うタイプ使い、カットと薬剤がセットでないと伸びない場合もあります。
個々にあった薬剤などの方法を考えてみました。
目次
1.縮毛矯正”してはいけない”薬剤選び
2.髪質にあった縮毛矯正が大切
1.縮毛矯正”してはいけない”薬剤選び
■スタイリストの意見を聞き過ぎない「毛髪診断を適切に起こっていない」
クセの強い人や、硬い人、太い人など髪質にあっていない薬剤を勧められる場合があります。
お客さま髪質を考えずに刺激の弱い薬剤を、スタイリストが選択する場合があります。
例えば酸性タイプの薬剤の「スビエラ」、「等電点縮毛矯正」など髪にダメージが少ない進化系の薬剤など、
スタイリストがすすめる場合などがありますが、酸性タイプの縮毛矯正剤は一般的に、
普通毛ややわらかい毛にあった薬剤で、硬い毛や、太い毛は、クセ毛も伸びることはありません。
スタイリストも悪気があってではなく、知識がない場合がほとんどです。
縮毛矯正のような特別なメニューは毛髪を把握したスタイリストにまかせるのが良いでしょう。
2.髪質にあった縮毛矯正が大切
■髪質にあった薬剤を選び中間処理剤を使い髪質改善を図ります
1.で説明した酸性タイプのスビエラや等電点縮毛矯正は、PHが4.5~5.5前後の髪質が安定した状態でクセ毛を伸ばします。
このタイプは普通毛ややわらかい毛には、大きな効果(ダメージが少なく)が得られ仕上げもしやすくなります。
波状毛など強烈なクセ毛にはミスターハビットが良いでしょう。
国内でのメーカーもたくさん発売されていますが、個人的にはミルボンリシオがよいですね。
香りが青りんごの香りがフルーティで。薬剤特有の嫌な臭いもなく仕上げ感も良いです。
クセ毛伸ばしを考えるか、仕上げのしやすいタイプか、進化系のタイプかで選んでみましょう。
冒頭で書いた「カットを正確にカタチのデザインが重要なキーワードであることをお忘れなく」。