ヘアカラーが思うように染まらない理由
アンダー(染める前の履歴や状態)によって染まる色と染まらない色がある
1.透明感のある発色はブリーチをしないと染まらない
ヘアカラーは奥が深くスタイリストによって結果も大きく変わるジャンルがある。
明度が高い透明感のある色はヘアカラーの中でも、応用的なスキルと染料の種類の理解が必要で、
その他にはヘアカラーの知識がないと思ったようには染まらない。
明度が高い色から黒染めを行うことも、簡単なようでそうでもない部分がある。
15レベルから4-5レベルにトーンダウンする場合は、白髪染めを使ったり、放置時間を通常より長くとる、
薬剤の塗布するスライスを薄くするなど、細かな知識と経験によって均一でムラのなく染まる。
明度を明るくなおかつ透明感のある色にするには、もっと高度な理論とスキルが必要になってきます。
目次
1.透明感のある発色はブリーチをしないと染まらない
1.透明感のある発色はブリーチをしないと染まらない
■2回は最低でも人によっては3回以上です
ブリーチはなんといっても放置時間が長く、お客さまも腰も痛がるうえ、思ったように染まらないと苦痛でしかありません。
しかも長くなるほど価格も高いので染めた色が希望通りであればいいのですが、
そうでもないことが多いのは明度の高いヘアカラーのむずかしさです。
ここ最近はメーカーによってあらゆるヘアカラー剤が発売され、シチュエーションによって使いるワザとカラーの知識が必要です。
それだけにスタイリストの経験と学習能力が必要で、スタイリストによって結果も大きく変わります。
「明度が高い透明感の色合い」
ホワイト・ピンク・ブルーの順でブリーチのリフトが高い19レベルに値します。
オレンジ・パープルなどは15レベルの値で、シルバーなどは14レベルの値でもオンカラーでも染まります、
たたし、メーカーによって明度も彩度も異なるのでヘアカラーによって変化します。
染料の種類でも酸化染料でもビビットな色もありますし、酸性染料でも暗い色に適したヘアカラーもあり、
透明感をだすには低アルカリカラーなどが適しています。その時に希望の色によって使う染料も変わったきます。
明度が高く透明感のある色合いは、低アルカリカラーで薄く色出し鮮やかさを表現します。
低アルカリがいいとはいっても、染料が濃いタイプは適切ではなく、染料の薄いタイプが透明感が出てきます。
ただし、色も抜けやすく持ちを考えると低アルカリは適切ではありません。
アルカリ染料の低いレベルを使う方法も良い場合のほうが色持ちもよくなります。