髪の染まりがいい人悪い人の原因
毛髪診断だけではヘアカラーの染まりの計算ができません
1.見た目染まりやすそうでも染まらない理由 2.髪の傷みは関係する
ヘアサロンで思った色に染まらない、染まったけど時間がかなりオーバーしたなど、お客さまも理解できない場合があります。
こういった状態はかならずしもヘアサロン側が対応や技術力がないとは言い切れないません。
初めてご来店したくださったお客さまを満足させるのがプロではありますが、
髪質が見た目とはちがい染まりやすい場合や、染まらない場合があるからです。
時間が予想に反して染まらない場合もあり、そんな状態では明度はもちろん彩度も希望の色が出てくる可能性も低くなり、
お客さまが満足できるヘアカラーの色も出てこない理由の一つになってきます。
*プロである以上は色が出せることが基本ですが、お客さまとのカウンセリング時とちがう場合があり、
理想的には3度くらいの施術でヘアの状態がわかる場合があることも理解していただければ幸いです。
目次
1.見た目染まりやすそうでも染まらない理由
2.髪の傷みは関係する
1.見た目染まりやすそうでも染まらない理由
■見た目と染まり具合が同じではないこともある
髪が細くやわらかい人は、染まりやすく施術時間も早く染まると思われますが、
中の2割の方は染まりが悪い人が見かけられます。理由は毛髪内のコルテックス(毛皮質)がタンパク質が少なく、
薬剤の作用がタンパク質が少ないせいで、色のは発色が遅く色の発色が悪いためです。
一般的に細い髪の場合はキューティクルの層も薄く、薬剤の浸透も良く作用が速いことが多いですが、
コルテックス内のタンパク質が少ないせいで色出しが遅くなるわけです。
逆に硬く視診でも染まりが悪そうな場合でも、時間をおくとすぐに染まり始める髪の方もいます。
メラニンがそまりやすい性質のタイプであることが多く、明度は明るくなりますが、彩度のコントロールもむずかしいく、
メーカーによる染料や配合のバランスでコントロールし対応することで対処します。
いま2点の視診や触診だけで対応できず、問診でもお客さま自身もあいまいな場合も多いので、
初めての施術で特異なケースの場合には、お客自身理解している場合はスタイリストに伝えてください。
そうすることで希望の色も出やすくなります。
2.髪の傷みは関係する
■バージンとダメージ毛は影響します
傷みのある髪ほど色出しがむずかしい場合がありますが、それは明るい色の場合が多く、傷んだ人のほうがやりやすい場合もあります。
ハイトーンカラーから希望の色だす、リフトダウンや色だしは染料や種類によって、
スタイリスト自身の経験やヘアカラーの知識が影響することが多いですが、
それいがいの場合においては、傷んだ場合のほうが楽な場合も多いですね。
傷んでいるので色も早くアップするからです。8~10レベルくらいのアンダーで、極端な色だしがない限りは、
比較的色も出てくるので読み通りに色が出るケースも多いようです。
気をつけないいといけない場合は、黒染めのようなパターンで、髪も傷んでいるので簡単に染まるかと思うとそうではなく、
染料の種類も白髪染めで一気に色を落とす場合や、薬剤を通常の2.5倍くらい使わないと染まらないからです。
時間の放置時間も通常の2倍ほどの時間を置くケースもあるからです。
傷んでいてもアンダーの状態や染める色によって、傷んでいるから染まりにくいとは一概には言えないパターンがある。