結合水系「酸熱トリートメント」のリピーターが少ない理由
時間と効果がわかりずらく触り心地では判断できない
1.価格と効果のアンバランスな面 2.施術時間が長いのは苦痛でしかない
いまは時間はお金以上に価値があるし、みなさんヘアサロンで長い時間ジッとしているのは苦痛に近い。
速く仕上げてできもよい内容を求めている。海外のようにキレイになることは苦痛だと理解していない日本では、
時間の考え方もちがうので、酸熱トリートメントのアイロンなど時間のかかる施術はリピーターが続かない!
プレックスタイプのように薬剤に希釈したり混ぜたタイプのほうがリピーターになる絶対数の数も多く、
しかも価格も割高で効果の実感が少ないなど、マイナス材料が多いのも理由です。
目次
1.価格と効果のアンバランスな面
2.施術時間が長いのは苦痛でしかない
1価格と効果のアンバランスな面
■時間と薬剤の使うタイプや施術の工程が多い酸熱トリートメント
酸熱トリートメントの理論を把握するスタイリストの知識があることがまず大切な要素で、
結合水系はレブリン酸で結合水を復活させ、マレイン酸で栄養分を補給し、活性ケラチンが疎水性を高め、
栄養分を与え健康な状態に育むことが酸熱トリートメントの目的です。
熱を使わないプレックスタイプに比べ、酸熱トリートメントの場合は熱を与え、薬剤を塗布する2段階の施術を使うため、
施術に時間がかかることと手間がかかり、費用の負担がかかってしまい料金も割高になる。
時間と手間がお客さまのツヤや手触りにつながればいいのですが、ストレートアイロンなどを使っているわりには、
仕上がり具合に良さを感じないマイナス面があり、リピーターが少ないのが現実です。
2.施術時間が長いのは苦痛でしかない
■海外のヘアサロンでは時間がかかるのがあたりまですが・・・
海外のヘアサロンでは時間のかかる施術はヘアカラーはもとより、バレイヤージュやハイライト(ウィビング)をすることが多く、
ヘアサロンに来店する場合は3時間くらいの予定をいれるのが一般的ですが、
国内では3時間はかかりすぎ部類のメニューになります。ヘアカラー+パーマやヘアカラー+トリートメントなどが、
ヘアカラー+ハイライトで3時間あまりかかるのは苦痛を感じる方が多く、
今回のテーマでもある酸熱トリートメントもこの部類メニューに各当します。アイロン施術が含まれているため、
3時間以上かかるため嫌がり苦痛を感じるかたが多いようです。
退屈にさせない工夫と速く効果のある技術スキルが求められます。