デザインカラーインナー・グラデションの施術方法
基本ベースに合った正しい施術方法と理論
1.グラデーションとインナーカラーの基本 2.ウィビングとスライシングの使い方
グラデーションやスライシングなど全体にブリーチオンカラーする「グラデーション&ブリーチオンカラー」から、
ヘアカラーの入門編のインナーカラーや、ヘアデザインの質感によって変化を求める「ウィビング&スラシング&バレイヤージュ」などがあります。
それぞれのネーミングはわかっても施術の仕方によって正確な理論を知る必要があります。
例えばグラデーションなどは根元が暗く毛先が明るい程度の理解しかありませんが、
詳しくひも解いてみると根元は5レベル、中間部6レベル、毛先が8レベルのオンカラーを行い、
ブリーチと求める色によってブリーチ回数も少なくなり、透明感のある薄いブルーやグリーンなどは16レベル以上の明度が必要です。
16レベルでも色の発色が可能なパープルなどあります。また、メーカーによっても染料の種類によっても求めるタイプを変えていきます。
薄い透明感のあるオンカラーに使う低アルカリカラーのソフタッチや、鮮やでビビットな塩基性染料のマニックパニックや、
持ちの良いアルカリカラーのイノアなど様々なタイプをデザインカラーに使用します。
ファッション関係や束縛が低い業種によって染料のタイプも分かれます。デザインカラーでもファッション関係やデザインカラーに、
インナーカラーはママさんや学生さんなど職種によってデザインカラーも分かれるようです。
目次
1.グラデーションとインナーカラー の基本
2.ウィビングとスライシングの使い方
1.グラデーションとインナーカラー の基本
■グラデーションは毛先まで3段階インナーカラーは入門編のデザインカラー
グラデーションもインナーカラーもブリーチによって結果が変わってきます。
デザインカラー全てに言えることですが、染料のタイプや色によってブリーチの回数も異なり、毛髪のアンダー及び毛髪診断もポイントに!
【グラデーションの基本】
グラデーションの染めの基本は根元5レベル・中間部6レベル・毛先8レベルです。
色の種類によりいろのレベルや彩度など計算して染料を選び、明るさや髪にあった色出しを可能にある。
透明感のあるベージュやシルバーなどはブリーチを削ることが大切です。人によっては3回前後のブリーチを行い理想は19レベルまで、
パープルなど透明感をより色味が主体なので、ブリーチは2回前後で16レベルまで削る。
毛髪診断やアンダーによってブリーチの回数や染料のタイプを変えていく。
【インナーカラーの基本】
インナーカラーはブリーチやオンカラーのベースになっています。主婦から大学生までおしゃれに敏感な人が施術をすることもあり、
ブリーチはもちろんオンカラーの色出しの入門編のようなデザインカラーです。
色出しも何回かインナーカラーをすることで、ブリーチやオンカラーの染料選びなど理解を深めることが可能です。
ロングの場合はえりあしから耳回りにインナーカラーすると効果的で、ショート~セミの長さには後頭部の下部位にもよく入れることもあります。
ヘアデザインや長さによって頭の効果的な部分に効果的に使うインナーカラーです。
2.ウィビングとスライシングの使い方
■カットに動きと軽さを与える「ウィビング」と色を強調させる「スラシング」
【ウィビング】
ウィビングはカキモトアムズがヘアカラー協会を通じて、ダニエルギャルビンが考えのベースを広め、
知識などがスタイリストに広めてきました。ウィビングに関してはスタンダードなテクニックです。
ホーユーのインストラクターなどはスキルなどセミナーにおいて知ることが可能です。
基本ウィビングに関してはヨーロッパとくにイギリスが多く使われています。
ダニエルギャルビンもサッスンで学び、ヨーロッパのカラーのアカデミー賞を受賞しウィビングのベースになっています。
ホイルの使い方やベースの取り方、ヘアデザインによるウィビングの方向性まで、
ウィビングのイロハがここにあります。全てのスタイリストが学ぶことでかなり高度なスキルが身につきます。
【スライシング】
少ない予算で陰陽感を表現できる。面積は1cmから0.5mmくらいの幅で長方形に毛束を分けとります。
耳回りやえりあし付近にセミ~ロングに、ショート~ボブはえりあしなどにも入れる場合もある。
スタイリストのデザインセンスなどで自由に入れることが可能です。