欲しいヘアウェーブとテンションの見極め
ダメージ毛はテンションを入れなくても「パーマがかかる根拠」
1.薬剤とテンションの関係 2.ロッドとテンションの関係
美容師の業界誌なのでスタイリストがダメージ毛の人はノンテンションでもかかる?
でもその化学的な根拠を示していない、美容キッド(毛髪の弾力の値を図るキッド)で数値によってかかりをコントロールが可能です。
ワインディングにおいて巻き方なのか?それともテンションなのかひも解いてみましょう。
目次
1.薬剤とテンションの関係
2.ロッドとテンションの関係
1.薬剤とテンションの関係
■従来のチオグリコール酸とシステイアミンのちがいを理解する
チオグリコール酸は濃度も高くシスティアミンにくらべハードにかかり、
ダメージを負った毛髪には短時間でかかるのでクルクルにかかり扱いには注意が必要です。
剛毛の人や髪が太い人に、ハードにウェーブデザインにはあったいます。
薬剤もトレンドがありチオグリコール酸が出荷量(全盛時)の多い時期は、普段は自分で仕上げをする人も多く、
カットを活かすかすヘアデザインよりも、パーマのかかり具合を重視する時代だったため、
チオグリコール酸のような根元からウェーブがかかる薬剤を好まれて使われていたようです。
現在はカットを活かす質感のためのカール&ウェーブが多いため、システィアミンが使われることが主流になっている。
最新のパーマは個人的には2還元式の「ラミダスカール」がおすすめで、チオグリコール酸1%とシステイアミン2%の還元式である。
いずれにしてもシスティアミンが出荷量もヘアデザインにもあったいます。
ただ、システィアミンを単品で使用する場合には注意が必要で、
ダメージを負った毛髪、ヘアカラーやパーマを繰り返した毛髪には注意が必要です、
チオグリコール酸なみにパーマがクルクルにかかる特性がある。
2.ロッドとテンションの関係
■毛髪を見極めテンションを使い分ける
キューティクルは魚のウロコ状になっていて、縦の動きに弱く、横の動きに強い。
コルテックス(毛皮質)はフィブリルはコイル状になっていいるため伸縮には強い。
ワインディングする際にはテンションが大きく作用します。
毛髪においては髪が健康毛の場合(かかり具合にもよりますが)はロッドを1段階細目を選択し、
ダメージ毛の場合は太目を選択しかかりムラを防ぐ。
一般的にダメージ毛の場合はコルテックスのダメージがあるので、テンションをかけすぎると強くかかります。
健康毛においてもダメージ毛も計算してテンションをかけることが大切です。
一般的にテンションの弾力値によりテンションの力をコントロールします。
【毛髪にのテンションの値】
〇ノンテンション→200g~300g
〇ミィデアムテンション→500g~700g
〇ミィデアムテンション→800g~1000g
値を参考に毛髪の状態によって使いわけてロッドとテンションを調整します。