ロングヘアのムラになるワケと対策
毛髪のアンダーと状態と明度と彩度が関係する
1.毛髪のアンダーと毛髪診断がキーワード 2.調整は毛髪診断の状態から見極める
お客さまの希望の色がアンダーや毛髪診断を見極めもしないで・・・っていうかわからないスタイリストも多く、
確認不足やヘアカラーのスキルや知識不足によって・・・「大丈夫です」なんて無責任な返答することもあると聞く。
ヘアカラーは毛髪診断とアンダーによって、施術段階をふまずに施術を行うケースも多く、
結果色が思った色が出なかったり、ムラになるようなことも多い。
ロングヘアカラーも複雑化していることもあり1度のカラーで染まらないケースも多く、
2-3度のブリーチや場合によっては段階的に期間(3カ月~)を何回かわけて施術することもあります。
バレイヤージュやハイライトもベース色も含めたカラーバランスが大切で、
毛髪を含めた色のタイプやメーカーなどの染料によってなどトータルで、色出しをすることが理想で深い知識とスキルが必要です。
1.毛髪のアンダーと毛髪診断がキーワード
2.調整は毛髪診断の状態から見極める
1.毛髪のアンダーと毛髪診断がキーワード
■赤メラニンか黄メラニンかアンダーの履歴状態を見極める
毛髪診断とアンダーに加え薬剤のタイプと施術回数を計算する。
ヘアカラーにはレベルの明度や彩度(鮮やかさ)によって色を選択しますが、毛髪診断とアンダーを確認しトータルで計算し色出しを行う。
スタンダードな10レベル前後であれば問題も少ないですが、高明度・高彩度のレベルのトーンを発色させには、
薬剤知識・毛髪知識・アンダーと計算して色出しを行う必要があるからです。
赤メラニンの髪を12レベル前後の色を出す時には、ワンメイクで行う場合は発色できない色が出てきます。
アッシュ系などの寒色の色は出すことが、アンダーによっては薬剤レシピでも対応ができない場合がある。
アンダーが根元と毛先の明度差がある場合はとくに色が出ない。*根元が5レベルで毛先が12レベルで縮毛矯正などで傷みがある場合
ブリーチを2度を行いオンカラーで染めるしかないわけです。この例はほんの一例ですが他にも色が出ずらい場合もあり、
アンダー、毛髪、染料などすべてマッチしなければ希望の色は出てこない場合がある。
2.調整は毛髪診断の状態から見極める
■ハケの使い方・使う染料の濃度(アルカリ・低アルカリ)・クリア剤の効果的な使い方
ハケの使い方・使う染料の濃度(アルカリ・低アルカリ)・クリア剤の3要素が応用性のある要点です。
ハケの使い方ひとつで均一に塗布できムラにもなりえ、スタイリストのロングへアのカラーが上手なスタイリストは、
ハケをつかいこなし均一でムラのないヘアカラーに染める。
ハケの使い方を理解することは髪のアンダーや全体の状態を把握し使いこなします。
染料は髪の仕上がりやイメージに近ずけるため使いこなし、
ハイトーンカラーのオンカラーなどは8割くらいは染料が薄め(低アルカリ)のタイプを使用します。
アルカリを使う場合はしっかり色を入れる場合のみです。このように低アルカリは透明感がありクリアな色が表現できます。
塩基性カラーはビビットで目が覚めるような鮮やかさを出す場合に使う、
マニックパニックは海外の染料ですが、色持ちもよくビビットなデザインに際立った色表現に合っています。
ナチュラルな彩度を表現するには資生堂ミューズが髪に赤味がある人でも色が入ります。
クリア剤は毛先など傷んだ部分に暗くなることを防ぐためよく使うカラー剤です。
このようにハケの使い方・使う染料の濃度(アルカリ・低アルカリ)・クリア剤の効果的な使いこなすことで、
ロングヘアでも均一なムラのない色表現が可能になります。