髪質改善とレブリン酸の効果

レブリン酸には希釈用レブリン酸と酸熱によるレブリン酸とがある

1.希釈用レブリン酸の効果 2.酸熱系のレブリン酸の効果

酸熱系のトリートメントとしてはグレオキシル酸とレブリン酸とがありますが、

いずれも同じ仕組みでダメージ部分に作用し、親水性に傾いた髪に熱とレブリン酸によって、熱の力で定着させる。

 

グレオキシル酸は強酸で扱いも継続的に行うことはむずかしく、ヘアカラーの色落ちも意識する必要があります。

レブリン酸はPHが低くないのでパーマやヘアカラーを継続的に使うことが可能です。

 

 

1.希釈用レブリン酸の効果

2.酸熱系のレブリン酸の効果


1.希釈用レブリン酸の効果


■バッファー効果のパーマ色持ちと保湿効果

パーマは中間水洗を行う前のバッファー効果でコルティクス層にしっかりアルカリ除去を行い膨潤をストップさせる。

水素結合を施し、髪の内部の自由水(水道水と同じ)を外に追い出し、結合水(マイナス40℃でも氷らず+230℃でも蒸発しない水)を復活させる。

この2つの効果によって髪を健康な状態に近づける。

 

【ヘアカラーの希釈】乳化時に使用

1.ヘアカラーの色持ちが良くなる

2.ハリ・コシが出る

3.バッファー効果アルカリ除去・ダメージ軽減

 

【パーマの希釈】バッファー効果

1.カールの持続性も高くなる

2.ハリ・コシ

3.バッファー効果アルカリ除去・ダメージ軽減


2.酸熱系のレブリン酸の効果


■タンパク変性も防ぐレブリン酸

酸熱イコール酸→レブリン酸 熱→アイロンによってキューティクル層に作用する。

水素結合をサポートし、ハリ・コシが生まれ仕上げがしやすくなる。

ヘアカラーの褐色とパーマの持ちも高めていく。タンパク変性を起こさ髪が硬くならない。

 

1.ハリ・コシが出て、まとまりが良くなる。

2.ヘアカラーの変色による色持ちがない。

3.タンパク変性を防ぐ

 

〇レブリン酸を応用したヘアカラーやパーマ(縮毛矯正も含む)

レブリン酸の国内での特許は一木氏が持っていますが、一木氏が開発した酸系のトリートメント剤を始め、

縮毛矯正の等電点縮毛矯正PH4.5-5.5にはレブリン酸を始めマレイン酸や活性ケラチンを含み、

縮毛矯正をしながらトリートメントも受けられる。

 

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