美容室での硬い髪のパーマ施術方法
大きめのロッドで髪にあった薬剤を使う
1.傷みと求めるヘアデザインによって薬剤を選ぶ 2.巻き方と薬剤とスキルでフンワリパーマ
硬い髪の方はパーマをかけると仕上げで手入れしずらくなるのでかけられない?
カットを正確にカタチを整え中間~毛先を均一に削ぎなど質感調整を行うことが大切です。
カットが未熟だったり自信のないスタイリストはカタチを整えられないので、パーマをかけるのはやめたほうがいいですよ!
そう言われとついつい信用してしまうのがお客さまです。
いまのヘアデザインはカットを活かすカール&ウェーブが主体で、より正確なカットがベースになることで、
硬い髪でもキレイで均一のあるヘアデザインが十分可能です。
1.傷みと求めるヘアデザインによって薬剤を選ぶ
2.巻き方と薬剤とスキルでフンワリパーマ
1.傷みと求めるヘアデザインによって薬剤を選ぶ
■傷みのある人はかかり過ぎる防ぐ薬剤をボリュームのでる人はロッドで調整
硬い人でもパーマやヘアカラーで損傷があり通常の薬剤ではかかり過ぎることがありますので、
薬剤はソフトタイプを使用し、ロッドは太目、場合によっては水巻など施す必要があります。
基本は薬剤によるつけ巻き推奨します、水巻の場合はかかり過ぎは防げますが、薬剤のつけムラによるマイナスの要因も多く、
かかりがムラになることもあるので注意が必要です。最近はハードの髪にあったタイプの薬剤もありますので、
そういったタイプ使用することで根元から毛先まで均一にかかり、パーマも持ちのよく手入れのしやすいヘアが可能です。
ポイントは3つ薬剤は髪に合ったタイプを使用し、カットを正確に質感調整(均一な削ぎと量感調整)、ロッドとテンションです。
中でもテンションも重要なアイテムで傷みのある部位や、そうでない部分には力を加減しコントロールする。
パーマはテンションでかかるといっても過言ではありませんので、ロッド選択と同様にアンテナを張りましょう。
2.巻き方と薬剤とスキルでフンワリパーマ
■顧客によろこばれる変則巻きと熱意
美容の仕事に携わる場合はパーマだけではありません全ていえることですが、お客さまがスタイリストが熱意をもって仕事にあたることは大切です。
硬い髪質の方は硬いと広がり手に負えなくなると思っているようですね!
そんなことは全然なく髪が硬ければ質感調整をすればいいわけです。
硬い髪の方がパーマをかけるとカットであればごまかしが利きますが、パーマは未熟なスタイリストがかけると手に負えなくなる。
理由は簡単でカットが不正確であることと、量感調整が不均一なことが原因です。
1.でも薬剤・カット・ロッドやテンションと説明させて頂きましたが、
ロッド選びとテンションの力具合でコントロールすることがポイントです。
巻き方はスパイラル巻きであろうが45℃で巻いても、質感に大きなちがいは生まれませんが、
顧客の満足度やイメージにおいてはスパイラル巻や、巻き方を頭の部位によって大きさを変えたり、
ねじりを入れたり、巻き方向性をデザインによって変化させることも好感が持たれるでしょう。
そんな工夫もスタイリストには大切で、硬い髪の方にもワインディングで変化させることで、
イメージアップにもつながり幅の広い技術提案につながります。