髪質改善&縮毛矯正の薬剤と適切な施術方法
薬剤だけに頼るのではなく扱い方に注意を払う
1.スタイリストの知識と親切心 2.薬剤の知識と商品選択
スタイリストが詳しい知識とそれに見合うスキルがあっても、それを扱うスタイリストのプロ意識と親切心が大切です。
薬剤にはそれに見合った種類があり、毛髪の状態や放置時間や質感に合わせ選択する必要がある。
個々にあったピッタリの薬剤と内容を把握し施すハード面と、人間の考えによるソフト面が合致してはじめて髪質改善につながる。
例えば縮毛矯正は酸性スビエラやGMTなどがありますが、このタイプの薬剤は損傷毛でクセが弱い方には効果はありますが、
やや硬い~硬い人には薬剤のパワー、アイロンの熱量が弱い、ドライ90%以上(80%以上が良い)など、
クセ毛が伸びないなどの問題を起こします。毛髪にあった適切な薬剤と施術方法があります。
ヘアサロンウェーブでは酸性でしかもクセ毛の強い人の対応の薬剤「等電点縮毛矯正」があります。
パワー不足もその他の問題も薬剤の使い方など適切に対応できる対処方法などアドバイスし、
クセ毛の強い人に対しての対応など髪質にあった対応します。ヘアカラーやパーマも同様に対処できる方法があります。
目次
1.スタイリストの知識と親切心
2.薬剤の知識と商品選択
1.スタイリストの薬剤知識と施術方法
■縮毛矯正は中間毛~毛先にかけてクセが伸びていない
縮毛矯正はダメージになる原因としてあげられる点は、縮毛矯正をしたらかえって傷んでしまった?
これには原因があり毛髪に水分が残留している状態で、アイロンの高温をあててしまい髪の水分も蒸発させてしまい、
髪が乾燥しキューティクル表面も剥がれ落ち、水分や栄養分まで流出しまうからです。
その他には薬剤のパワーによる傷みの原因もあります。損傷毛に対してアルカリ度が高い薬剤を使った場合。
髪はアルカリに弱い性質をもっているため、特に損傷している髪には毛髪内の水分や栄養はもちろん、
キューティクル表面のウロコを剥がし、切れ毛・脱毛・断毛と続けて起こり髪も乾燥し仕上げもしにくく最悪カットでしか修正がきかない。
酸性スビエラやGMTなどアルカリではなく酸性タイプの縮毛矯正剤がありますが、
髪の保湿を高める良い点はありますが、デメリット面も大きく臭いがありお客さまにもイメージに与えるイメージの点と、
髪のクセのある人には伸びない点がありマイルドなストレートに限られる傾向がある。
薬剤には毛髪にあった適切なタイプの薬剤をスタイリストが知ることですがこの点は2で詳しく触れてみます。
『縮毛矯正によるアイロンプレスが伸びる方法』
1.アイロンは90℃で根元-中間-毛先とアイロンプレスする
アイロン施術の中で縮毛矯正の中間から毛先が伸びないことが多いですが、
これには原因がありスタイリストが根元を中心にアイロンに注意力が傾くため、
根元からアイロンを離してしまい熱が逃げるからです。かならず根元-中間-毛先と頭皮を立てるよう90℃にし、
アイロンを離さずワンパネル2回で伸ばすようにアイロンを使います。
酸性縮毛矯正ユーチューブ動画こちら→
2.ストレッチブラシを活用する
ストレッチブラシはウェットからドライにする場合に使う時と、アイロン操作と同時にストレッチブラシを交互に使うことで、
テンションに効率的にアイロンプレスがかかるためクセがしっかり伸びる。
ウェット~ドライ時にストレッチブラシを使うことで、キューティクル表面が整えられるので結果的に髪も傷まない、
等電点縮毛矯正の詳しいユーチューブ動画こちら→
2.薬剤の知識と商品選択
■酸性縮毛矯正の中では「薬剤の知識と商品選択」
縮毛矯正の中でも「等電点縮毛矯正」が強いクセでも対応できる。
等電点縮毛矯正の販売元の薬剤を使いクセの強い部位に薬剤を付ける方法と、
アルカリ剤入りの一般的な縮毛矯正を強い部位に塗布し、強いクセ毛の部分に付け酸性縮毛矯正の弱い部分をカバーする。
ストレートにする場合はクセが伸びていないとクレームの原因になることもあります。
等電点縮毛矯正の場合はそういったケースも薬剤によって対応が可能です。強くハードな波状毛の場合を除いては、
対応もできるので髪質改善に悩みのある人には効率的にストレートにし仕上がりもキレイです。