髪質改善につながるパーマ&ヘアカラーが
継続性とヘアケア効果もあわせ持つ「髪質改善」
1.傷みを迎えるパーマ方法と薬剤 2.継続性とヘアケア効果の高めるヘアカラー
一般的にパーマとヘアカラーではどちらが傷みが大きいかというと、
ヘアカラーの方が髪全体に薬剤を塗布することで、髪の中の組織を切って接合するためそのパワーが髪にダメージを与える。
パーマの場合はパーマ剤は根元にかけないこともあるので傷みはヘアカラーに比べ弱い、
縮毛矯正の場合はリタッチだけなら傷みは少ないですが、全体に薬剤を付けるとヘアカラーとは大きく変わらない。
現在メーカーでは黄金世代の50代~以降にターゲットを絞ったグレイカラーと同等のファッションカラーにシフトを置いている。
イルミナ・オイルカラーなど高明度のヘアカラーもありますが、中明度を中心にしたグレイカラーも充実しています。
継続性という点ではパーマも黄金世代の方々が継続性も高く、メーカーの売上も貢献度も高く収益につながる。
もちろんコンプレックスのある若い世代にも傷みに関心も高く、髪質改善につながる薬剤が多く発売されています。
目次
1.傷みを迎えるパーマ方法と薬剤
2.継続性とヘアケア効果の高めるヘアカラー
1.傷みを迎えるパーマ方法
■中間水洗必須な流れになっている
パーマにかかりを維持するには中間水洗は必須な流れになっている。自分がスタイリストになる頃によく先輩や先生から、
中間水洗するとかかりが締ま(強く)るから、持ちの悪い人は中間水洗をするようにと言われることが多かった。
その時はパーマを理論的に実証する説明が一切なく、ただ、言われたことをそのまま中間水洗した覚えがある。
中間水洗を行うことは髪質改善に力を入れているヘアサロンではあたりまえになっています。
【中間水洗を行う主なう目的 】
1.バッファー効果(還元作用をとめる働きがある) 2.2剤の酸化剤作用が高まる 3.システイン結合がゆっくり結合する
おもにこの3点が還元力と酸化作用が高まり結果パーマの持続性を高める。
【中間処理剤と目的】
1.レブリン酸(濡れた髪をドライの状態をつくる)
髪は本来は親油性であると考えれば、還元後はドライの状態に2剤を塗布することですが、
コールドパーマ(濡れた状態で薬剤処理)を行うことは毛髪の結合が弱くなりカールの持ちの悪さにつながります。
レブリン酸は髪を限りなくドライ状態にし、水素結合を促しデジタルパーマのようなフンワリとしたカール感が出てくる。
レブリン酸やマレイン酸により架橋を促し、髪のヘアケア効果も高まり保湿性も高くなる。
髪質改善に特化した薬剤はクチクラホームページはこちら→
2.継続性とヘアケア効果の高めるヘアカラー
■スタンダードなヘアカラーであれば個人的にはアルーリアカラー
直接染料無配合(マニキュアカラー)・イネオンG(毛髪ダメージに吸着)・セラミド(ホールを埋める)などの3つの要素があり、
染料の持ちの良さと髪触りの質感は他を寄せ付けない、他にもグレージュの染料の特許をもっていて、
日本にあった寒色系の色をだすことにも優れている。
アルーリアカラー公式ホームページはこちら→
アルーリアカラーの既存毛に使うトナーは、アルーリア(根元)に使うスタンダードな薬剤とケア成分が30%多く配合されていて、
傷んでいる部位(毛先)の毛髪内のホールを埋め、髪に保湿性としなやかさをプラス。
根元のレギュラーカラーと既存毛のホールを埋めるアルーリアトナーは優れたケア効果がある。
国内で髪のヘアケアとうい点ではイノアがまずおすすめします。
60%のオイル成分を使うことでアンモニアカットし、アルカリ剤も20%カットという髪の傷みを緩和します。
国内のメーカーでアンモニア0といのはロレアルだけが持っている特許です。
次にイルミナはヘアケアというよりは、染料を均一に染めるパワーと光沢感に優れています。
いずれのヘアカラー剤にはオラブレックスや結合水系の薬剤を使うことで、ヘアカラーによる傷みを緩和することを目的にします。