カットはヘアデザイン後に組み立てを行う
カウンセリングの段階でヘアデザインを決めカットの展開図を考える
1.組み立ての前にお客さまのタイプを見極める 2.ヘアデザインイメージを組み立て質感も合わせてイメージする
顔のカタチ、首のカタチ、全体のシルエットを決めヘアデザインのコントロールを行う。
お客さまのタイプを見極め言葉だけに惑わされずに、場合によってはスタイリスト主導のヘア提案も可能です。
ヘアデザインはお客さまの話を一方的に聞くだけではなく、場合によってスタイリストが似合うヘアデザインぼほうがいい場合がある。
言葉はお客さまが思った伝えるデザインが、かならずしも正しくない場合や、髪の状態から似合うヘアデザインを希望する場合など、
ヘアデザインをヒヤリングとスタイリストが髪の状態を見た状態で、適切なアドバイスを行う必要がある。
目次
1.組み立ての前にお客さまのタイプを見極める
2.ヘアデザインイメージを組み立て質感も合わせる
1.組み立ての前にお客さまのタイプを見極める
■カウンセリング時の判断やヒヤリングが失敗を招く
ヘアデザインを提案する場合にはヒヤリングやコミュニケーションが大切な要素で、
この初段階において意思の疎通が欠けてしまうと結果的に希望にそぐわない場合が多い。
とくにコンプレックスをもっているのが人の弱点で、スタイリストが思ってる以上に気にするのが普通です。
ヘアデザインが良くても顧客の嫌なヘアデザインは避けるべき、例えば首の太さを気にする方は、
首を小さくやわらかい感じに見せることを希望するのに、スタイリストがスクウエ(四角)でカットを嫌がる場合に、
ついつい切ってしまう場合があるので、嫌いなカットでも1度くらいで許す方もいますが、たった一度の切り口のデザインで失客する場合がある。
顧客のコンプレックスを頭にいれ、ヒヤリングの内容を把握しスタイリストが提案することが必須です。
2.ヘアデザインイメージを組み立て質感も合わせる
■前下がりが似合うのか前上がりを似合うのかを把握する
ショートヘアもロングヘアも量感やシルエットバランスは、後頭部のガイドラインから切りはじめることで、
全体のヘアデザインが把握されます。前下がりであればボックスカットを行い、前下がりのヘアデザインに、
前上がりであればスポーク状にガイドを引き出し、全体の量感やシルエットバランスを整えます。
オーバー(頭の上部分)とアンダー(頭の下部分)によってグラデションやレイヤーを組み立てていく。
質感もパーマや硬い髪であれば中間ー毛先にかけて削ぎを均一に、カットだけの場合はやわらかく質感にするため、
スライシングやチップをいれ量感調整をしていく。
カットによって量感調整をしずぎると毛先の軽さや動きが出ずらくなるので注意が必要です。
顧客の好みを鑑みながら似合うヘアデザインをベースにパーマやヘアカラーをプラスする。