ブリーチの薬剤とコントロール
ブリーチについて理論から実技を知り使いこなす
1.ブリーチ剤とヘアカラーについて 2.ブリーチコントロールによるデザインカラー
デザインカラーや高明度の明るいグレイカラー(白髪)の薬剤調合の考え方や、
提案の幅を広げることのできる薬剤調合比の黄金比など、
サロンワークにはかかせない理論を学び、提案する数は無限です。
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そのためにはブリーチとは?ブリーチとヘアカラー剤のちがい、ブリーチ剤の脱色剤+脱染剤にあたるわけですが、
脱染剤・脱色剤の違いから、脱色剤と過酸化水素の関係。
その他ブリーチコントロールとデザインカラーの関係などノウハウを説明します。
目次
1.ブリーチ剤とヘアカラーについて
2.ブリーチコントロールによるデザインカラー
1.ブリーチ剤とヘアカラーについて
■ブリーチのカラー分類と働き
ヘアカラーには一時的染料の「カラーリンス」「カラームース」「カラースプレー」など、
弱酸性~中性染料から顔化等の成分からなり、PHが5-6で毛髪の表面に付着し、毛髪のダメージも少なく、
シャンプーなどで落ちるタイプの一時的染料。
半永久染毛「ヘアマニキュア」などで、酸性染料・ベンジンアルコールからの成分。
PH3で染料が吸着・浸透し、約3-4週間の持続性があり、パーマと同時施術が可能ですが、明度アップや、カラーチェンジがしにくい、
半永久染毛料です。
永久染毛料「トナー」「ファッションカラー」など、酸化染料・アルカリ剤の成分。
PHがトナーが8で主に既存部に使い、PHが10-11のおしゃれ染めや白髪染めに使う。
既存部にはダメージが少ないトナー、ファッションカラー・リフター・グレイカラーはおしゃれ染めを使う。
脱色剤で「ブリーチ」「ライトナー」は、アルカリ剤や過硫酸塩が使用染料です。
PH12-13でメラニンを分解し、人工的に染料を分解することで、毛髪の水分や油分が少なくなる。
主にブリーチやライトナーなどを使用する。
●ブリーチの分類
脱色剤
■ライトナー・・形状(クリーム・液状)・毛髪のメラニンのみ、
髪を明るくしたときに使用。
「アルカリ剤の酸化染料を取り除いた薬剤」
「色味はそのままで明るさのみをアップさせたい時につかうヘアカラー剤です。」
ライトナーは/脱色剤よりも弱い
脱色剤・脱染剤
■ブリーチ剤・・形状(パウダー状・クリーム状),
過硫酸塩という、酸化促進剤が配合され活性酸素を大量に発生させるため、
ライトナーより明るくなる。
「酸化促進剤によってより明るくする」
「パウダー状はブリーチが早い、クリーム状はすこしずつブリーチがすすむ。
失敗が少ないのはクリームタイプですのでいまはこのタイプが主流になっています。」
強力な酸化力により、メラニン色素も分解(除染)することができる。
*パウダー、クリーム、液状、固形とタイプによって使い分ける
脱染剤
■ティントコントローラ・・形状((パウダー状・ペースト状),
毛髪の酸化染料のみを分解する。白髪を暗くなったものを明るくする。
トーンダウンした毛髪を変えたい場合。
「ホームヘアカラーなどで暗くなった場合など、
美容室で調整する特殊なヘアカラー剤です。」
薬剤を使っている美容室が少ないので電話でご確認をおすすめ。
「酸化染料をチェンジ・トーンダウンのチェンジ」
アルカリ剤だけで過酸化水素を活性化する点。ヘアカラーの色素までは分解できない(除染)できない。
2.ブリーチコントロールによるデザインカラー
■ブリーチと2剤のコントロールとブリーチコントロール
ブリーチ剤を使いこなすには、過酸化水素との関係を理解し扱う必要がある。
「硬毛・脂毛・染まりにくい毛」→「軟毛・乾性毛染まりやすい毛」→「既存毛」→にいくほどブリーチが弱い。
ブリーチ毛を使用する目的
●残留色素を取り除くため ホームカラー・黒染め・イメージチェンジ
希望の仕上がりの邪魔になる色素
●明度をしっかり上げるため イメージチェンジ・トレンドカラー
アルカリだけではむずかしい明度
●ヘアスタイルの幅を広げるため 全頭ブリーチ・ホイルワーク・バレイヤージュ
デザインカラーの提案
●白髪ぼかしの要素 グレイカラーの色味の表現の幅を広げるグレイヘアカラーデザイン
高明度の白髪染め