アシスタントが覚えると得するパーマ技術
毛髪の特性を知り薬剤とワインディング技術で希望のカール&ウェーブ
1.毛髪診断(問診・視診・触診)にはない毛髪もあることを知る 2.アンダーや履歴を見て適切な薬剤を選ぶ
初めてヘアサロンに入店し接客からシャンプーに進み、ヘアカラーとワインディングが初めての施術に入りますが、
パーマにおいてワインディングを行う場合は、スタイリストの指示により薬剤やロッドを選択します。
半年もすると信頼が得られるアシスタントには、薬剤選びやロッド選定を問われる場合など、
ある程度の理論や実技をみずから自分の判断で、見極めカール&ウェーブを任せられるようになるため、
毛髪診断にはないケースがたびたび遭遇します。傷んだいるのにかからない人、
大きなウェーブの希望があるのにカールが出ない人など、薬剤や毛髪診断だけでは把握できない、経験や知識が必要な場合がある。
特殊な例や基本的に覚えておくことで得すること、経験しないとわからないことの一例を考えてみました。
目次
1.毛髪診断(問診・視診・触診)にはない毛髪もあることを知る
2.アンダーや履歴を見て適切な薬剤を選ぶ
1.毛髪診断(問診・視診・触診)にはない毛髪もあることを知る
■毛髪診断が100%でないことを知る
パーマヘアはデザイン重視のパーマヘアであることは事実ですが、髪質や年代などの応じてウェーブの強弱も変化し、
かならずしもカールのような弱いリッジではなく、ウェーブより強めのリッジ感を必要とするかかりの場合もある。
【適切なカウンセリンを行っても希望のカール&ウェーブが出ない場合もある】
お客さまが大きなカールを希望し、そのまま薬剤もソフトタイプを選び、ロットも大きめサイズを選び、
かけても結果全然かからない場合もあります。この時の髪の状態もヘアカラーは継続的に行っていて、
毛髪も細い髪ではあるが視診した感じでは、かかりやすい髪なのに?なぜかからない?と疑問に感じます。
あとでもう一度確認しパーマについて、以前かけ直しを別のサロンでしたことがある!
【お客さまのことばを全てうのみにできない】
お客さまの話を聞いてもそこまで深く聞く(問診)はできない場合もある。
この場合の毛髪の状態は、髪が普通よりやや細く、毛染めを継続的に行っていて、
かかりが良い判断をしてもスタイリストのミスが少ないのですが、例外的に毛髪の状態だけでは判断できません。
お客さまによって毛染めもしていて、ご自身がかかりやすいとヒヤリングで答えたのですが、
実際かけてみたら6分でもかかりすぎる場合もあり、アシスタントさんも頭にいれ、薬剤のロッドの太さや、
薬剤のタイプを適切に選び注意深く施術を行なう。
アシスタントレベルの経験では、毛髪診断を行っていてスタイリストでもパーマをかけることは困難ですが、
いざ施術をアシスタントがまかされた時を考え、予防線を張る意味でも頭の中にいれておく必要がある。
2.アンダーや履歴を見て適切な薬剤を選ぶ
■アンダーの履歴は(ヘアカラーの状態)パーマの履歴状態を把握
【傷みのある髪】
ヘアカラーの履歴状態とはアンダーの状態ということ、ヘアカラーはパーマより髪を損傷が大きい、
パーマとヘアカラーをやっている人は、十分に髪の状態を見極め施術内容を変えていく必要がある。
水巻で巻いたり、ソフトなタイプの薬剤を使ってみたり、中間水洗や中間処理剤を使い、
ロッドの太さや、テンションも髪の弾力具合で調整する。
傷みのある人の場合は薬剤やロッドの太さでコントロールする。
【バージン毛や強めにかける場合】
薬剤のパワーで調整し質感表現を行う、薬剤はチオとシスティンが混ざる薬剤を、
ウエラのフェーデハードタイプはチオグリコール酸とシスティンをミックスされていて、かかり具合の悪い人にはgoodです。
髪の傷みを気にする場合にはアリミノのコスメV(システイアミン使用)がしっかりかかります。
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ロレアルのカーリア(システイアミン使用)のハードタイプもおすすめです。
また、ヘアデザインにおいては年齢や作るヘアスタイルを見極め、薬剤を選びテンションを入れ、ロッドでコントロールします。