メンズシルバーカラーで色が出ない理由と改善策
毛髪のタイプとアンダーを把握し助言し提案する
1.毛髪のタイプが大きく結果に左右する 2.アンダーの状態と染料選び
ヘアカラーは毛髪のタイプが一番結果に左右します。日本人に多い赤みのある毛髪と、
黄みのある毛髪と分かれますが、赤みは70%前後で黄みは20%前後くらいでしょう。残りはどちらにも属さないハーフ(ミックス)や、
極端に太くて硬いタイプの毛髪です。
一般的に考えても赤みのある人は大多数で、ダブルカラーする場合にはブリーチ以前の問題で、
黄みの人の方が仕上がりの色味も鮮やかな透明感が出てきます。問題は赤みの多数の人をどう話を聞き、結果を出すかがポイントになる。
一般的な考えとしては寒色系の色については、赤みのある人は19レベルに上げても、鮮やかさが黄みの人に比べ劣る。
透明感も同様ですので、できる色味と透明感の発色の出具合を、お客さまに話をすることが大切です。
その他には、アンダーの状態も大きなウェートをしめるようです。
毛髪の状態が傷みが激しい場合には、均一に色や透明感を出すのはむずかしく、赤みの多い人はブリーチで19レベルに削った場合でも、
希望の色が出ないことが多く、とくに寒色系の色は出ないことが多い。
ヒヤリング時に出る色と、出ない色を明確に伝え理解してもうらう。
目次
1.毛髪のタイプが大きく結果に左右する
2.アンダーの状態と染料選び
1.毛髪のタイプが大きく結果に左右する
■ブリーチを2回施術を行いオンカラーの染料が決め手
髪が硬く太い人は、赤みのあるメラニンが多く、ブリーチの削り具合がポイントになる。
ブリーチはアルカリカラーに比べ、時間を置くことでメラニンの色を削り、脱色がすすみ止まらない、
アルカリカラーの場合には一定の放置時間によって、脱色がストップし色も明度も上がらない。
シルバーの色を出す寒色系の色は、暖色系の色に比べ放置時間も長く、寒色のシルバーを19レベルに上げる必要がある。
赤みと黄みのメラニンでも、赤みの19レベルと、黄みの19レベルでは色の透明感や彩度も異なります。
赤みのある19と黄みの19では、透明感がちがい鮮やかさも、断然黄みのメラニンの人のほうが、希望の色がでやすい。
赤みのあるメラニンの人でも髪質や、メラニン量によっては希望色にほぼ発色します。
下の画像はダブルカラー(ブリーチ2回とオンカラー)+ハイライトを入れた、メンズのシルバーベースのハイライトシルバーです。
2.アンダーの状態と染料選び
■ダブルカラーは時間と費用を考える
1.でメラニン量(赤み+黄み)によって発色が変わる他に、アンダー(髪の現在の状態や履歴)によっても変化します。
傷みが強い人は毛髪内からタンパク質や染料が流出し、新しい染料の色の発色が悪い状態になっている。
黒染めや縮毛矯正など履歴のある場合には、希望の色を出すには経験と補色をつかい、傷んだ状態でも発色が出るよう工夫します。
工夫といっても出る色と、出ない色がでてくるのもたしかです。
悪い状態でアンダーを見極めをし、色を出すにはスタイリストの知識と経験が大切な要素です。
一般的に寒色の色は発色には、ブリーチの削り具合が勝負になり、19レベルくらいリフトアップをし色出しを行う。
15レベル前後のブリーチ明度では透明感も色も、オレンジ味がのこり色が出てきません。
暖色系の色は(パープル・・etc)15レベルでも発色が可能です。
シルバーは女性も男性もブリーチ19レベル+アンダーの状態によって、希望の色が出るカギになるようです。
*ブリーチの明度が低い、アンダーの状態が悪い、毛髪のメラニンによって変わります。
施術時間は3時間30分~4時間30分(ブリーチ2回+オンカラー1回)で費用は20000円から30000円です。
ヘアサロンウェーブではクーポンがあり18900円ホームページはこちら→