パーマヘアの軟化とアシスタントが覚える方法
お客さまのヒヤリングは確かな情報ではなくパーマ時にわかる
1.問診の声はあてにはならないことを理解 2.施術前のイメージを把握する
履歴状態をカウンセリング~ヒヤリング時に、言葉を把握しながら注意深く聞く。
パーマは技術はカットつまりテクニカルな部分が重要で、カリスマといっているスタイリストでも、
カットが雑にしていることもよく見られ、技術的に軟化がうまくいってもベストに仕上がらない。
今回は技術な要素より「心理的な部分」に的をしぼって考えてみました。
お客さまにはタイプがあり、黙っていて仕事をしっかりすればいい人、
ヘアサロンでうっぷんをはらす話好きな人、モード性を求める人などどこに属するタイプかを見極める。
心理的な部分のタイプも洞察する必要があり、パーマをかけることが久しぶりで、自毛の状態を忘れる場合が多々あり、
大きなカールがほしく、弱めを希望するが、かかりが悪いので全然かからない人や、
過去にかけた記憶を忘れ「かかりずらいです!」かけてみたら、チョーかかりやすい人がいる。
正反対の意見を話す人も多いので、初めてご来店の場合はとくに注意が必要です。
そんな場合のタイプの見極めと、パーマ施術の調整(やり直し)などを主にまとめてみました。
目次
1.問診の声はあてにはならないことを理解
2.施術前のイメージを把握する
1.問診の声はあてにはならないことを理解
■お客さまの話すことは全てうのみにはできない
冒頭でパーマのかかり具合の話はあてにならないことがわかったと思います。
お客さまのタイプによってかかり具合がわかる人、パーマの履歴が長い間かけていない人など、
記憶が曖昧で記憶力や、その時の髪の状態や、仕上げるヘアデザインによっても変わってきます。
パーマのかかり具合はカットを活かすかかり具合が主流になっている。
強めよりカール感のあるかかり、とれやすい人でもウェーブくらいで、カットを活かすカール感&ウェーブが流れになっています。
ロッドは太目にテンションはしっかり、パーマのカール&ウェーブをコントロールします。
アシスタントには対応はむずかしく、スタイリストでもコントロールはむずかしい面があり、
smsやホットペッパービューティーなど、新規のお客さまが多く、かかり具合の対応を困難にしているのも事実です。
2.施術前のイメージを把握する
■初めて場合にはイメージ共有によって質感調整を行う
イメージ共有を行ったとしても、初めてのパーマ施術は理論だけでは解決できない問題もある。
視診や触れても髪のかかりを見極めるのは不可能だと感じます。とくに初めての施術の場合で、何回か施術してもかからないなど、
かかり具合のコントロールがしずらい場合もある。
かかり具合の失敗を防ぐためにも、薬剤選びは重要なアイテムで、waveではラミダスカールといって、
薬剤をさまざまな髪質によってコントロールができる。硬い髪、やわらかい髪、普通毛とわけて使え、
1剤もチオグリコール酸とシステイアミンを、2還元剤タイプでキューティクルの、表皮s1(親油性)と皮質s2(親水性)と、
髪の構造によって還元剤を変え、髪にストレスを少なく、水洗と中間処理剤によって強弱をコントロールできる。
軟化の時点でかかりすぎや弱い場合など、処理剤など使いコントロールが可能なので、
かかりすぎや弱すぎを抑えることが可能です。
すべてパーマの軟化が解決できるわけではありませんが、”それ以上”かかり具合を悪化させることを抑えることが可能です。
イメージ共有できても軟化や施術がうまくいかなくても、ラミダスカールを使いコントロールもできる薬剤です。
ラミダスカールホームページ動画はこちら→
アシスタントが軟化を覚えるには、スタイリストの仕事を見ること、
初めてのお客さまは100%コントロールすることはできない、パーマのかかりについては注意深く観察と、
経験を積んで覚える部分もありますが、パーマの薬剤や知識を覚えることが大切です。