パーマ剤と薬剤とかかり具合の関係
パーマはキューティクルでかかる
1.パーマヘアの仕組みとトレンド 2.薬剤とパーマの関係
クシャとして質感からカットを活かすヘアデザインが、主体にカール&ウェーブにわかれ、
年代、ヘアデザイン、仕事関係などでパーマの強弱がわかれる。
カール感のあるかかりが好きな人もいる、ウェーブ感のある質感が好きな「大人世代」と、
薬剤の知識とテンションと、パーマ理論を緩和見てバランスを図る。
1剤はコスメパーマ(システイアミン)が、チオグリコール酸からコスメが主体に、
理由は濃度が低いこと、チオグリコール酸なみにかかり、傷みが軽減されることにある。
質を高めるパーマ剤がトレンドになっている現在は、薬剤の知識を知ることでコントロールも可能で、
いまや中間水洗や中間処理剤が当たり前になっていて、2剤によって傷みも少なく、美しいカール形成力が可能で、
テンションやロッドの大小によってかかり具合をコントロールします。
目次
1.パーマヘアの仕組みとトレンド
2.薬剤とパーマの関係
1.パーマヘアの仕組みとトレンド
■薬剤の知識もより重要な「この人わかってくれる」
お客さまからみて技術うんぬんではない、どこまで「私」をわかってくれるかどうかが重要です。
年代、ヘアデザイン、傷み具合の見極めが大事な要素で、知識や理論に頼りすぎると、せっかく勉強したものも台無しに、
スタイリストにはカウンセラー的な要素と、理論を重ねて施術を行うことで継続性のある仕事につながる。
【中間水洗~中間処理剤】
パーマは薬剤を知ることで、傷みを軽減、パーマの持続性、カール&ウェーブの質感がポイントです。
薬剤でも中間水洗が一般化していますが、パーマにおいてシャワーや水で1剤を流すことは必須で、
髪の傷みはもちろん、カール&ウェーブの持続性を高める効果がある。
バッファー効果のある水で希釈し(レブリン酸やマレイン酸)、髪から流出したタンパク質や、
水分を補うため中間処理剤が補修し、なめらかな質感とツヤを出し、傷みを迎えパーマの持ちを良くする。
【2剤でゆっくり効果が高い臭素酸ナトリウム】
美容室での2剤は濃度が高い過酸化水素を使うケースが多いですが、
美容室の薬剤は2剤のタイプが2種類あり、1.過酸化水素水2.臭素酸ナトリウムとありますが、
過酸化水素の場合は濃度が高いので、放置時間も短縮が可能です。
塩析効果のため、リッジの効いたハリのあるカール感が得られる。
*髪質内のタンパク質や低分子有機化合物などの溶質が高濃度の塩の溶液と溶解しないという性質を利用し、
それらを分離・精製する方法である。穏やかに作用する面があるため時間をしっかり置く必要がある。
ヘアサロンウェーブは「ラミダスカール」を使用
キューティクルに働きかけ、S1の親油性とS2の親水性の構造を利用し、
チオグリコール酸でキューティクルを開き、水と相性の良いシステイアミンによって、
弾力性のあるカール形成力を高める。
薬剤メーカーのホームページはこちら→
ラミダスカールQ&Aホームページはこちら→
2.薬剤とパーマの関係
■薬剤の知識と施術が連動する
パーマはテンションがなくてもかかると、カリスマ美容師が美容関係の本などで発言していますが、
理由があって傷みがあって、ヘアカラーやパーマなど、薬剤の作用が速くかかることと、
カットを活かしたヘアデザインにおいてのことです。
硬い髪やバージン毛にはかかることもありませんし、傷みがあり薬剤の作用が速い人の場合でも、
テンションがないとパーマがすぐとれてしまいがちです。
強くかからないようにするには、太目のロッドを使用し、弾力性のあるカールを出すカーリング剤の、
システイアミンを使い、しっかりテンションをかけ、大きな弾力のあるカール&ウェーブを出るようになる。
髪やヘアデザインを見極め、薬剤とデザイン(質感)の引き出しを多くあることが大切です。
例えば1.水巻で巻く、2.テンションでコントロール、3.強めのウェーブはロッドでコントロール、
髪がやわらかい大人世代のウェーブなど髪やヘアデザインによって、
薬剤を変えたりワインディングの施術を変えていく必要がある。