カットと削ぎの関係(削ぎが必要場合)
ベーシックな正確なカットとスライシングで十分な場合も多い
1.ベーシックなカットにスライシングやポイントカット 2.パーマヘアや硬く多い人の場合(削ぎを入れる)
ハサミで切る場合に若いスタイリストに多く見られるのは、”削ぎ過ぎのあるカット”で、
ガイドがつながりがなく、軽い質感が目的なのに、毛先がはねて落ち着かない、かえって重い(ベースにつながりない)など、
ボブに削ぎを入れただけのカットで、いわゆるごまかしのカットが多いのが実情です。
こういったつながりのないカットは、レベルの問題が大きく、ヘアサロン側にも問題がある。
カットはそのときたまたま良いカットでないけない、正確性と計算に基づいたカットでないといけないわけで、
教育の問題で多くのヘアサロンは気がついていないようです。
いまの主流の基づいたカットは「計算で基づいたカット」で、感覚的なものでは同じものをつくれないからです。
そういった理由もありいわゆるぼかしの“削ぎだけのカット”が多いのが実情です。
目次
1.ベーシックなカットにスライシングやポイントカット
2.パーマヘアや硬く多い人の場合(削ぎを入れる)
1.ベーシックなカットにスライシングやポイントカット
■あくまでもベースは計算されたカットということ!
ベースのないカットは時間がたつと崩れる、計算されたカットは1カ月過ぎても手入れができる。
とくにロングヘアの場合がつながらないことも多く、若いスタイリストによく見受けられるのは、
後ろ側はしっかり削ぎを入れているのに、横サイドは削ぎが甘く重く、量感バランスがとれていない。
視線とスタイリストが全体に均一に削ぎを入れる、とくにパーマの場合など、髪が硬く多い人や、
パーマをかけた人には、両サイドの重みによって手入れもしずらい、削ぎの基本は中間~毛先に均一にいれることで、
毛先は細く入れることが基本です。
髪質がやわらかい人や、普通毛の人はムリに削ぎを入れすぎると、毛先に動きがなくなるので、
間引きやスライシングなどで、毛先をギザギザにすることで、量感調整が可能です。
ヘアデザインの量感調整はポイントカットやスライシングで、調整することをおすすめする、ムリに削ぎを入れると毛先に動きがなくなる。
2.パーマヘアや硬く多い人の場合(削ぎを入れる)
■例外的なパーマヘアや硬く頭の大きい人にはボリュームを迎える
自分がかよっているピーカーブーアカデミーでは、パーマや硬い頭の大きい人いがいは、
あまり削ぎを推奨しないと教育されている。理由は削ぎ過ぎることでスカスカになること、毛先に動きが出ないこと、
あくまでもハサミでガイドラインが世界もスタンダードで、普遍的な造形の基本こそがベースであると教育されている。
ごまかしの隙ではなくあくまでも計算されたカットの動きを出し、たまたまのラインではなく、計算された”型”をつくりだすことだと!
中でもパーマの場合はそのままパーマをかけるとボリュームが出過ぎることで、
乾かすことも仕上げも一苦労することは目に見えている。
そのため、頭全体を均一に削ぎを入れることで一定のボリュームが迎えられ、
毛先の表情もチップカットやポイントカットで毛先をルーズに仕上げるわけです。
川島文夫先生が興味深いことを述べていますホームページはこちら→