ヘアカラーはアルカリタイプ~低アルカリカラーに分別
アルカリカラーは従来型は染料が濃く低アルカリカラーは種類が豊富
1. メーカーのヘアカラー特性を理解する 2.既存毛に使うPHが低いケア成分が多いタイプが多い
いまは何十社と競争も激しくスタンダードタイプなヘアカラーを作っても、スタイリストに飽きられると同時に、
売上にも響くから開発競争もメーカー内でも、特色のあるヘアカラー剤を日夜努力している。
そのわりにスタイリストがケミカル(薬剤知識)を怠っているので、トレンドにあった効果的な色味や質感が出せない、
ジレンマにハマっているところもある。ヘアカラーの中でも染料が際立つタイプ、皮膚に弱いタイプ、ケア成分に強いタイプ、
透明感のあるタイプ、高明度・高彩度のタイプがあります。また、すべてに優れた染料はなく、どのメーカーでもデメリットは存在します。
大事なことは各メーカーの商品の特性を熟知すること。
目次
1. メーカーのヘアカラー特性を理解する
2.既存毛に使うPHが低いケア成分が多いタイプが多い
1. メーカーのヘアカラー特性を理解する
■色を選ぶ、色持ち、ケア成分と区分けし使い分ける
いまのヘアカラーの明度と高彩度に優れた色を出すメーカーを知ること。
スタイリストの中にはサロンにあるヘアカラー剤が、2社しか使っていないなど弊害がありますが、
わからないとあきらめてはいけない、インターネットやメーカーのインストラクターなどから、聞けば成分や特性を教えてくれる。
『色選び』
色を選ぶ場合にはメーンで使うか強調色で使うかで選ぶ、明度にもよりますが、高明度の場合には染料のうすいタイプを選ぶ、
ソフタッチ(ウエラ)・クオルシア(フィヨーレ)をメーンに使い、できれば同メーカーのカラーをミックスするのが良いのですが、
なければ、ミルボンのオラブレックス、アリミノのアドミオ~アジアンカラーを強調色に使う。
『色持ち』
色持ちはロレアルが世界にオイルデリバリーシステムですね!水と油を分離させ粒子を大きくし、
毛髪内に栄養分と染料が長い間もつ、ロレアル独自の世界特許で、染料についてもグレージューなどはロレアルが特許を持っています。
アルーリアカラーのパリジェンヌードも染料もダントツに濃く、明度が一定の高さがあればグレージューがキレイに入ります。
『ヘアケア成分』
国内のアリミノ、ミルボン、フィヨーレは植物性の抗酸化作用で、アンモニア臭を消し髪や頭皮を守り、
植物の力を利用し染料成分に配合しています。ここもロレアルの圧勝でしょう「クロマ ロックイン システム」によって、
セラミド・イネオンG・直接染料無配合とシステムの世界特許を取得しています。
2.既存毛に使うPHが低いケア成分が多いタイプが多い
■既存毛は低アルカリやケア成分や過酸化水素水は低い3%前後を選択
毛先は何年もヘアカラーの重ね塗りによって、毛髪内の栄養分が流出し、傷みによって切れ毛や脱毛など、
髪のツヤやなどに悪影響を大きく結果につながる。メーカー各社は独自に知恵をだし、継続性のある既存毛にあったヘアカラーを発売している。
ミルボンの低アルカリ、フィヨーレのアシッドカラー、アリミノの低アルカリカラーなどがいい例ですが、
そんな既存毛のトップに紹介したいのは、ロレアルの「アルーリアカラー」のトナーです。
既存毛に合わせたヘアケア成分が、アルーリアカラーの3倍の含有量が配合されています。
資金力と世界の研究者が集まる化粧品メーカーの、新商品にかけるスケールが国内メーカーとでは段違いで、
結果に大きく影響している。