ブリーチにはリフトアップ時間放置と発色について

速く効果的に施術する方法と問題点

1. 毛髪のタイプによって放置時間が異なる  2.明度によって発色に影響

顧客はともかくスタイリストもブリーチとオンカラーの関係を理解が足りない、ブリーチを行う意味は発色をよくすることに尽きる。

それには毛髪によってはヘアサロンで6時間からそれ以上の時間が必要になる。

ヘア業界誌では19レベルまで明度を上げると簡単に書かれていますが、髪の硬い人やバージン毛は19レベルまで明度は上がらない。

 

上がったとしても3回~5回ほどブリーチを行うようになる。もちろんセルフやヘアサロンで続けて施術している場合は別ですが、

色白でメラニンが抜けやすく、継続的にヘアカラーをしている以外は、15レベルくらいがマックスで、

それ以上の明度を求める場合は、時間と費用を頭に入れること。

 

 

目次

1. 毛髪のタイプによって放置時間が異なる

2.明度によって発色に影響


1. 毛髪のタイプによって放置時間が異なる


■一般的な日本人の場合はブリーチの放置時間は最低でも90分

15レベルくらい全頭ブリーチを行う場合は、2回ブリーチで放置時間は2×2で8分+プラス、シャンプーやコンデショナーを入れる。

90分でも時間が足りないですね!しかも明度の高い施術を繰り返す場合の人に限ります。

普通毛で2回施術しても15レベルの明度には条件がそろわないと、そうそう短時間で施術するのは無理があります。

 

普通毛で早くリフトアップする条件とは、削ぎが多い髪である、ヘアカラーを継続的に行っている、染まりが早いほうである。

その他にスタイリストのスキルも関与してくる、追いブリーチ、塗布方法など細かな施術テクニックが大切な要素で、

一般的に普通毛の場合はブリーチ(15レベル)だけでも2時間を考えるのが妥当です。

もし、バージン毛の健康毛で髪の削ぎがない場合は、もっと時間もかかることを覚悟する必要があります。

 


2.明度によって発色に影響


■お客さまは何も考えないでブルーやグリーンのような画像をもってきますが?

発色の決め手はブリーチにありますが、プラスアルファ重要な要素は染料にあります。

一般的にベージュ・ブルー・グリーンなど透明感のある色は、最低でも15-16くらい必要で、

それ以下の場合には色はほぼ出てきません。メーカーによってはピンク・レッド・オレンジなどの暖色系で、15レベルあれば十分に染まる。

 

対して寒色系の場合は毛髪によっては染まらない。明度によって発色の差が出てくることを理解しましょう。

染料にもこだわりが必要で、塩基性タイプ、酸性タイプのオンカラータイプ、鮮明度がアップするタイプと分かれる。

主なタイプ塩基性染料は資生堂ミューズ(塩基性タイプ)、酸性タイプのオンカラータイプはクオルシア(フィヨーレ)、鮮明度がアップマニックパニックです。

クオルシアホームページこちら→

使うヘアスタイルによって薬剤のタイプを使いこなしましょう。