パーマは薬剤選びとテンションによって調整する
薬剤と(中間処理剤も含む)テンションの重要性
1.システイアミンは水にチオグリコール酸は油に合う 2. テンションでカール&ウェーブをコントロール
ヘアサロンの薬剤も医薬部外品である、チオグリコール酸はシスティンを使うのは、
地方で営業しているクルクルパーマの質感が好きなヘアサロンだけに、都内近郊から全国的に化粧品扱いのシスティアミンが主役に、
カットを活かした質感やウェーブ感が出るスパイラル巻きでかあけるなど、
ヘアデザインと質感表現があっている薬剤が多く使われる理由。
チオグリコール酸を使う場合はハードパーマや、スパイラルでかけるパーマと特殊に限るケースが、
システィンはやわらかな質感で持ちを重視する場合で、この2種類は限られた場合に使うほうに追いやれています。
化粧品扱いのシスティアミンに前処理・後処理を使うことで、質の高い持ちの良さが可能です。
目次
1.システイアミンは水にチオグリコール酸は油に合う
2. テンションでカール&ウェーブをコントロール
1.システイアミンは水にチオグリコール酸は油に合う
■キューティクル構造に合わせて「ラミダスカール」
キューティクル構造の表面と内部構造は、表面は疎水性で油を弾き「チオグリコール酸」と相性が良く、
内部の親水性でもある「システイアミン」は水と相性が良い。s1は表面でs2は内部の層と考えるならば、
還元剤は2種類のタイプを使い分けることで、、巻いたようなスパイラルのような立体感のあるカール&ウェーブの質感が可能です。
ラミダスカールはs1に作用するチオグリコール酸でキューティクル表面のウロコ状を開き、
s2はシステイアミンのロットを折り曲げ、髪にストレスなく、カール&ウェーブを形成し、
2剤のブロム酸によって穏やかにしっかりとした定着を図ります。
*その他システィンやチオグリセリンなども配合されたタイプもあります。
髪質によってメーンである還元剤は入っていますが、従来のようにチオグリコール酸だけ、
システィンだけといったタイプの還元剤ではなく、ラミダスカールはキューティクルに働きかける薬剤です。
●ルベルの「プライアカール」
チオグリコール酸・システイアミン・チオグリセリン・システィンを使い還元作用を起こします。(2還元作用)
s1ルベル プライアカール アドール ベース(チオグリコール酸・アセチルシステイン)を使い、s2のシステイアミンによってキューティクルを折り曲げカール形成力を高めます。
じつはラミダスカールの開発に携わった方が、現在のルベルに在籍していたので、薬剤の原理が同じ考えかたの薬剤を発売してようです。
テンションでカール&ウェーブをコントロールの解説ホームページはこちら→
2. テンションでカール&ウェーブをコントロール
■テンションがカール&ウェーブを左右します
よくパーマはテンションがなくてもかかると、著名なスタイリストがパーマについて話をしていますが、
薬剤が関与していて、チオグリコール酸やシスティンの薬剤はパワーも強いため、22mmでもロットでかけても強くかかる場合があるからで、
普通毛や傷んだ髪でも薬剤やテンションでコントロールします。
コスメカールがシステイアミンは傷んだ髪でも、穏やかにチオグリコール酸なみにかかるため、
ロッドの大小を考えテンションをしっかり入れることで、均一でしっかりしたカール形成力が得られます。
コスメカール全てにはいえますが、中間水洗&中間処理剤を施術することが重要なキーワードです。