オーバーセクション・インナーカラーの組み合わせ
色彩学をベースに考え組み合わせるハイライトヘアカラー
1.ハイライト(オーバーセクション・インナーカラー) 2.NGの配色の組み合わせ
ヘアカラーにおいては色の組み合わせは大切なポイントで、色の配色、毛束の量、使うメーカー、
かかる時間など総合的に考えながら、ヘアカラーの知識や基本を把握する必要があります。
なかでも、例えばベース色とハイライト色の配色はポイントの一つで、
ウィビングやハイライトが上手くブリーチで削れても、色の組み合わせを間違いると全てが台無しになる。
ブリーチは19レベルでなくても、しっかり15レベル以上を削る必要があります。
削れないと発色も悪く、ベージューやブルーグリーンなどの寒色系は、色が出てこないはもちろん、濁った色に変化します。
*寒色系の理想の削るレベルは17-19レベルです。
オーバーセクション・インナーを使いこなすには、ヘアカラーの基本を把握しするのは、
経験のあるスタイリストでないと対応できないヘアカラー技術です。
目次
1.ハイライト(オーバーセクション・インナーカラー)
2.NGの配色の組み合わせ
1.ハイライト(オーバーセクション・インナーカラー)
■オーバセクション(頭の外側)とインナーカラー(髪の内側)
オーバセクションとはインナーカラーとは対照的な色で、見た目すごく目立ちすぎるので、
色の使い方には注意が必要で、ブラックベースにビビットな色を出すと(パンギシュ)パンク風になるので、
ペールグリーンやモスグリーンなどの柔らかな色調にすることで、やわらかなイメージに仕上がります。
インナーカラーとベースの組み合わせは同系色が多い、ピンクブラウン×ピンクベージュ、オレンジ×オレンジベージュ、
パープル×シルバーなどほとんどが寒色~暖色の同系色が多い組み合わせです。
オーバセクションとインナーカラーと組み合わせパターンも組み合わせてもグットです。
2.NGの配色の組み合わせ
■ハイライトの技術中の注意やブリーチの削り具合に注意
色の組み合わせについては寒色~暖色の同系色の組み合わせが、ベストの配色なのは理解できたと思います。
ベージュ系にレッドやオレンジに、インナーカラーは明度が明るい場合など、派手すぎてしまい組み合わせとしては良くありません。
明度が低い場合は寒色~暖色でもアリだと思いますが、発色や彩度がハッキリする場合には注意が必要です。
ハイライトの幅と塗布量の組合せ
「耳にかけるインナーカラーの注意点ハケの使い方」
インナーカラーのハイライトを行う場合は、例えば耳掛けのボブなどの場合は、根元を5cmは開けてブリーチ行い、
境目は逆ハケでラインが出ないよう塗布しますが、塗布量が少ないとオレンジ味が残りますので「塗布量を多めに」、
長い幅をとることがポイントになる。
「大人世代のハイライト境目の塗布」
大人世代の場合は根元がハッキリ・クッキリ境目がつくと、似合わない感が出てしまうので、
根元2-3センチ空けて(ギザギザ)に塗布するようにすると違和感もなくなります。ハケの使い方を縦に動かすことでギザギザ感も出てくる。
中間~毛先にかけては横にぼかすことで、薬剤が内側からしっかり作用します。
Instagramの飯田健太郎はヘアカラー情報がアップされています→