髪が多い人のパーマのワインディング&薬剤

ロットの巻き方と薬剤によってコントロール

1.巻き方の工夫とカットベース活かす  2.薬剤の選定でコントロール

パーマは従来の考え方では、美容師のセンスが大きく関与し、ロットやテンションなどで頼ることが基本でした我、

薬剤の開発と巻き方による工夫で、カットが活きる質感が、美容師の薬剤や、パーマの巻き方の知識によってコントロールが可能です。

コントロールが可能になることで、ダイレクトに美容師の質問の向上につながり、お客さまからの信頼性を得ることができる。

 

 

目次

1.巻き方の工夫とカットベース活かす

2.薬剤の選定でコントロール


1.巻き方の工夫とカットベース活かす


■毛束の回転数を巻く部位によって変化

始めに巻き方で触れましたが、従来の巻き方はロットの太さや、テンションの入れ具合によってかかりを調整を行いましたが、

カットベースを活かす方法は、どのように巻くことで、均一でかかりをコントロールできるようになっいます。

20mmのロットを毛先巻きと、根元巻きを交互に巻く、自然で均一な質感を出す。スタンダードに巻いていくとボリュームが出過ぎてしまい、

まとまりが悪く仕上がりもしずらくなる。パーマでコントロールし、カットにより軽さや動きを表現する。

カットを活かすようにワインディングをするわけですが、巻き方の手順が重要なポイントで、

カットデザインを活かしきった巻き方を行います。 

                


2.薬剤の選定でコントロール


■巻き方と薬剤でコントロール

パーマにおいて重要なのは、ベースカットによって動きや、軽さを出すわけですが、質感調整がしやすくするため、

1のパーマ画像のように巻くことで、ベースカットを活かすわけです。

強過ぎず弱過ぎず、カット、質感調整が計算通りにかけには、ワインディング技術と薬剤選択がキーポイントになる。

 

パーマ剤はコルティクス(毛皮質)キューティクルの、内側に作用するシステイアミンがカール形成力を高める。

国内メーカーでも4-5社ありますが、waveで使っているのは、名古屋の美容室が開発したラミダスカール(2還元式+酸化剤)です。

主にキューティクルに作用する考え方です。

 

キューティクルは外側は疎水性で、内側は親水性で、髪の構造にあった薬剤を使う。

外側にはチオグリコール酸が還元式1で、内側にはシステイアミンの還元式2によって作用し、

髪の構造に無理なくパーマをかけるので、髪の傷みも少なく抵抗もないのでカールの持ちもよい。

大手メーカーはシステイアミンがメーンで扱うタイプがほとんどですから、

正確なカットとダメージケアを考えたラミダスカールは、カール強度も高く均一にかかるので、ぜひ、美容師さんは使ってみてください。

前処理剤や後処理の旭化成が開発した「ペリセア」を使用することで、髪のダメージケアにつながる。

ラミダスカール使用方法はこちら→