ヘアサロン(美容室)の削ぎの量感と種類のコントロール
ミディアムや面を活かすボブに有効で量感調整を行う
1.ドライ時のボリューム調整を行う 2.削ぎには注意も必要で毛先の軽さ動きが半減する
ヘアサロンによっては削ぎを重視しすぎるきらいがあり、ベースカットがより重要なのに、削ぎでごまかすような削ぎがあるのも事実です。
削ぎの技術は質感によってかなり多くの使い方があり、使い方によっては逆効果のことも多く、
毛先の動きがなくなる、傷みを増していく、髪のボリュームが少なるなど、多くの弊害を生む要素でもある。
削ぎは質感調整を行うための、料理でいえば出汁みたいなキーワードとなるもので、なくてはならないものですが、
カットは料理と同様に素材が大切で、カットでいえばブラントで正確に切ることにある。
一部のスタイリストはこの大事な要素を軽視し、カッコよさや軽さだけを重視し、量感を活かすベースカットの技術が落ちている傾向にある。
ベースカットを正確に仕上げられることで、一カ月過ぎても手入れがしやすいわけで、
ベースが悪いと10日間前後でカタチも崩れやすくなる。カットを活かすための削ぎを何種類かをご紹介します。
目次
1.ドライ時のボリューム調整を行う
2.削ぎには注意も必要で毛先の軽さ動きが半減する
1.ドライ時のボリューム調整を行う
■質感によりハサミによる「間引き」や主に量を調整する「削ぎ」軽さを強調する「削ぎ」がある
前項で料理にたとえるならば出汁にあたる、削ぎはなくてはならない大事な技術です。
削ぎが多く使われるようになった理由として、カットを活かしたパーマに不可欠であること、髪の量をコントロールができる二つの理由からです。
カット活かしたカール&ウェーブは全てカットベースになるわけですが、
カットだけのヘアスタイルの場合は、カール&ウェーブをかけた時、ボリュームが出過ぎることと、
カットだけでは動きや軽さのある動きが出ないからです。削ぎを効果的に使うことで、やわらかみとボリュームが表現できる。
●削ぎの種類
削ぎにも量感を調整するタイプ、パーマの質感を活かす削ぎ、毛先のう動きを出すなど使う質感により、削ぎの種類を選ぶ必要がある。
【スタンダードな削ぎ】
30mm前後の削ぎで、中間部-毛先と均一に毛先が細くなるよう削ぎを行う。
カットでもパーマでも髪質の量をコントロールする。根元から削ぎを入れる場合は例外で、硬く極端に多い人にかぎる。
【毛先に軽さと動き】
削ぎの効果は大きくわけて二つの目的と効果がある。毛量を調整すること、毛先の動きを出すことです。
30mm前後の削ぎを毛先を細くなるよう、刃先を調整することで毛先に動きが生まれる。
削ぎを入れ過ぎることは要注意です。
【髪が硬く多いカール&ウェーブに使う削ぎ】
50mm以上の削ぎハサミを使うと効果的です。毛束を多く取り削ぎを入れ過ぎると、
たちまち毛量もなくなりスカスカの状態に陥りますので注意が必要です。毛束を薄くとり根元から均一に削ぎを入れる、
薄く取ることで毛量を切りすぎることもなく、量感をコントロールできる。
2.削ぎには注意も必要で毛先の軽さ動きが半減する
■削ぎを均一に入れることが必須条件です
ヘアサロンによっては頭の部位によって、削ぎが甘い場合や、削ぎを入れ過ぎるなどアンバランスだったり、
削ぎの開閉にバラつきがあり、雑な削ぎを行うヘアサロンも見受けられる。
カットはベースカットと削ぎの均一性が基本で、雑な削ぎはパーマはもちろん仕上がりに大きく影響します。
お客さまも削ぎやベースカッのこだわりのない方がいますので、ヘアも技術だけではない一面があるのも事実で、
こればっかりは技術いがいに比重を置く人もいるので、こだわりのあるお客さまには気がついていただければいいのですが?
削ぎは入れ過ぎることは、毛先に動きがなくなり、ペラペラな質感になり、
ベースカットをていねいに、毛先を均一に削ぎを入れることは重要なポイントです。
カットはもちろんカール&ウェーブに必須で、カットにおいて大きなウェートを占める。