パーマの巻き方とベースカット(削ぎの種類)の関係
毛髪と薬剤やロットで調整を図ってパーマの強弱を!
1.削ぎの種類によってロットもコントロール 2. 頭の部位によってかかり具合の強弱が異なる
若いスタイリストやアシスタントは、パーマのむずかしさを実感している技術で、
ベテランのスタイリストでも首をかしげる場合もあり、カットに比べ計算しずらくコントロールもしにくい、パーマ施術内容だと思います。
従来の場合にはシスティンやチオグリコール酸など、主な薬剤が限られていて調整がむずかしい面があり、
かかりすぎたり、弱すぎたりと薬剤ではコントロールしずらい面がありましたが、
パーマ剤の種類が多く選べること、前処理・後処理の進化など、パーマのかかり具合のコントロールが可能になっています。
薬剤の知識と、パーマにおける技術の変化や、頭の部位によるかかり具合の変化を理解し、
ヘアデザインに合わせたカール&ウェーブのコントロールができるようになっています。
目次
1.削ぎの種類によってロットもコントロール
2.頭の部位によってかかり具合の強弱が異なる
1.削ぎの種類によってロットもコントロール
■ハサミの扱いをコントロールし質感によってコントロールを図る
カール&ウェーブと削ぎはポイントとなる部分で、削ぎを一切しない場合と、削ぎをした場合では大きな差がでてきます。
パーマを活かすには毛髪のタイプによって、根元から削ぐ場合も例外的に出てきますが、
一般的には中間~毛先にしたがって毛先を細く均一にするのが基本です。
*50%の削ぎ
削ぎも技術やハサミの種類によって削ぐ、毛束の量の幅を小さく広くと、髪のスライスを使う必要があります。
削ぎが50%以上のタイプのハサミは、毛束を薄くとり根元からする方法や、30%前後の場合は毛束を普通にとり中間~毛先に、
削ぐ毛束を多くとるほど毛束が少なくなりますので、削ぎが50%前後は厚くとりことで、
*30%の削ぎ
根元から削ぐことができ、30%前後の場合は多くとる分、中間~毛先まで削ぐことが可能です。
毛髪によって削ぐ割合をコントロールすることで、均一なカール&ウェーブが可能です。
2.頭の部位によってかかり具合の強弱が異なる
■前髪から後ろにかけてのトップがとれやすい
カール&ウェーブがカットを活かす場合が多く、強めよりは弱めにすることが多いですが、
世代に~若い世代は弱めにかけことが一般的ですが、トレンドに左右し強くかける場合や、パーマがとれやすい人は強めにかける場合も多い。
大人世代でも弱めのカールスタイルを好む人もいる。
パーマでハッキリしているのは、頭の部位によって髪のかかり具合が変わり、
毛髪の細くなると強めにかけ、毛髪が太い場合は普通にかけ状況判断する。一般的に髪のトップはパーマが落ちやすいことが多く、
加齢により大人世代には影響が強いので、ロットの太さは細く、テンションを入れることが大切です。
えりあしなど髪の多い部位は、髪にボリュームも出て、パーマも髪量が多いためパーマ持ちが良い。
パーマのクレームが多いのはかかりすぎが多いと考えるのが一般的ですが、
実は、パーマがすぐとれるてしまってかけ直しをすることが多く、スタイリストの多くはロットを太く、テンションが弱く、
毛髪診断が適切に判断できない場合が多く、技術と薬剤の知識が欠如していることが原因です。
パーマのかかりムラは技術的なミスと、カットの技術んレベルの低下、薬剤や中間処理剤など使い方を理解していない、
それらを改善できていれば手入れのしやすい、安定したかかりをコントロールできる。
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