パーマのかかりすぎをロットでムラを軽減する方法(美容室)
ロットの回転数を弱めかかりをコントロールする
1.パーマのかかり過ぎはロットの細さが原因 2. パーマの失敗を改善するロット調整
パーマ施術でロットの太さもちょうど良いのにかかりすぎる場合がありますが、
失敗の原因は薬剤にあることが多い、過酸化水素と臭素酸ナトリウムでは安定した強度がちがい、
過酸化水素のタイプが一般的ですが、酸化力が臭素酸ナトリウムに比べ強いため、
髪の傷みがある人やかかりやすい人には注意が必要です、臭素酸ナトリウムは穏やかな酸化のため、
時間を例えば7-8分で外すととれやすく、放置時間は15分しっかりかけると、パーマの持続性も高まる。
薬剤の還元剤も同様で、スタイリスト自身が薬剤と毛髪との相性を理解する必要がある。
目次
1.パーマのかかり過ぎはロットの細さとその他の原因
2.パーマの失敗を改善するロット調整
1.パーマのかかり過ぎはロットの選択とその他の原因
■多くはロットの細さが原因
毛髪診断・ワインディングの巻き方による原因・薬剤選定など大きくわけこの三点が原因で、強くかかりすぎたり、弱くなったりとムラになる。
傷みがあり(パーマ&ヘアカラーなど他)、薬剤選択をミスし、巻き方を誤ればかかりすぎることがありますが、
傷みがある場合にはスライス幅や、巻き方に工夫が必要です。
【パーマが強くかかりすぎない巻き方】
スライス幅はロットの幅を広くとり、テンションを弱め、巻き方も斜めで巻くように、巻き方はスパイラル状でも間違いではありませんが、
スライス幅を広くとるため縦で巻くことで、えりあし部位はかからないこともあり、
角度を30度前後でスライス幅をやや厚めで、角度をつけすぎないことがポイントです。
【薬剤によるかかりすぎ】
チオグリコール酸など硬い髪や、ハードでかけるパーマをで使う薬剤を、
かかりやすい人や、傷んだ人には使い、二剤によってしまりかかりすぎる初歩的なミス。
注意力が欠けていればスタイリストでもよくあるケースです。
【毛髪診断】
一見さんが美容アプリで来店する人も多く、ベタランのスタイリストでもかかりが不安定になる場合がある。
一番はお客さま本人からかかりずらいですから~、いざ、施術に入るとすごくかかりやすい場合があり、
その逆のパターンもあり、毛髪の状態は目視や触ってもわからないレアな場合もある。
そういった場合はかかり過ぎのことも多く、パーマの中でもミスが多いケースです。
2.パーマの失敗を改善するロット調整
■軟化の途中で回転を減らしカールやウェーブの形成力を弱める
パーマを根元からしっかりウェーブを出す場合は、テンションと回転数によってボリュームや、
求めるデザインバランスをかロットでコントロールを行う。
毛先巻きや中巻きからウェーブの質感や、スタンダード(根元)に巻く、毛先だけのパーマ、中間までパーマ、
それぞれに軟化し酸化剤を塗布した場合にあきらかにかかり過ぎる場合は、
ロットで巻いた回転数を一回転巻き戻し、かかり過ぎを回避する方法は効果的です。
シンプルな技法ですがパーマのかかり過ぎはある程度回避でき、軟化後のテストは大事なのはゆうまでもありません。
酸化剤にも特性があり過酸化水素は二剤のしまりが強く、臭素酸ナトリウムは15分をゆっくり置くことで、
酸化力も高まりパーマの持続性も高まる。