美容室で子供カット(男の子)が上手くいかない理由
頭のカタチや生毛のため毛が馴染みにくい「子供」の髪質
1.骨格や髪質のつながりを見極める 2. メンズのバリエーションを把握する
こどもさんのカットは大人の価格に比べ、価格も安くなっていますが、仕事内容は大人に比べ簡単ではありません。
まず、正確なカットができること、頭の骨格を見極められること、よく動く子供に対してハサミがぶれないこと。
大きくわけてこの三点の一つが欠けてもつながりのあるヘアスタイルには切れない。
子どもの女の子のカットの場合は、同じ長さをつなげてカットするボブやレングスが多いため、
カットの習いたてのスタイリストでも対応が可能ですが、ショートヘアが多い男の子の場合は、
レイヤーやグラデーションなど切り方が理解できていない点と、骨格を意識したカットができないなど、
スタイリストが慣れている人でもなかなか切れないパターンも多く、慣れていないスタイリストでは切れないことの理由の一つです。
理想はサロンの中でショートヘアが上手で手慣れたスタイリストに担当することです。
目次
1.骨格や髪質のつながりを見極める
2.メンズのバリエーションを把握する
1.骨格や髪質のつながりを見極める
■子供は骨格もまだ発育途中のためいびつな骨格の子が多い
生毛で骨格がいびつなこともあり、つながり、シルエットバランス、スタイルバリエーションが必要で、
レイヤーでも2種類の使い分けと、グラデーションの縦と横の切り方の使い分け、シェービングや姿勢など、
カット技術の要素をマスターできることが肝心で、とくにショートヘアの場合は切り口の面が多く、つながりのないカットの場合は素人でもわかってしまう。
こどもの女の子の場合は、床と同じ長さに切るワンレングスや、横シャープ45度のグラデーションボブなど、
基本パターンのスタイリストも多く練習でも行うのでしやすいですが、ショートヘアはレイヤーとグラデーションの組み合わせを理解できていないと、
頭のカタチや髪質などでガタガタになることも多い。
2.メンズのバリエーションを把握する
■刈り上げショート・ツーブロック・フロントをそろえたマッシュルームなどショートバリエーションと混合的に組み合わせる
ショートヘアのツーブロックはサイドとバックの複合型のため、
一定の刈り上げと、ショートヘアのレイヤーやグラデーションを切れる必要があり、
一つのヘアスタイルの完成できるまで何種類かのヘアスタイルを切る必要がある。
マッシュルームは前髪のラインを切り揃えるだけの、ハサミでアール状、ストレートなど自由自在に切れる必要があり、
カットに慣れないスタイリストが切れない場合もあり、ヘアサロン側が安易にすすめるヘアスタイルではありません。
実際まだサロンによっては価格的な問題で、慣れないスタイリストが切ることも多いので、
心配であれば担当料を払っても指名することをおすすめします。
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