ヘアカラーが均一に染まらず毛先が暗くなる原因

毛髪のタイプを見極め対策を図る

1.毛髪のタイプにより暗さの度合いが変化 2. 毛髪による対策方法

毛髪のタイプは染まりやすい人、染まりずらい人、メラニンが濃いタイプ、薄いタイプなどや、

髪にアンダーの状態や、傷みの損傷度など染まりが均一にならない場合がありますが、経験がありヘアカラーの知識のある人であれば、

そういう場合でも対処方法を把握し、適切な処置を図ります。では、主に、毛先が暗くなる理由と対策について考えてみます。

目次

1.毛髪のタイプにより暗さの度合いが変化

2.毛髪による対策方法


1.毛髪のタイプにより暗さの度合いが変化


■染まりずらい人ほど暗くなり傷みのある人も同様です

セミ〜ロングヘアに多い毛先が暗くなる理由は、傷みが強い人やメラニンが濃く染まりずらい人で、

傷みがある場合は薬剤の作用が、毛髪内部の栄養分が流出し、タンパク質が正常な毛髪状態でなくなるため、

染料の作用しなくなり毛先が主に暗くなる。毛先は既存毛のためとくに傷みがあるため暗くなる。

 

その他には髪の染まりが悪い場合で、メラニンが濃いため明度も上がりずらいため、よけいに傷みがある場合は、

クリア剤など入れた場合でも、補色剤や薬剤の明度をコントロールしながら、慎重に施術する必要がある。

アンダーの履歴状態でも暗くなる傾向がありますが、主に、傷みとメラニンの量を見極め、薬剤のミックスと放置時間がポイントになる。

ホームカラーなど繰り返し行うなど、ムラになった状態でも、傷んだ中間部や毛先など暗くなるので、トーン(明度と彩度)の調整を行うことで均一に染まります。

 


2.毛髪による対策方法


■メラニンのタイプの見極めとアンダー状態を確認する

毛髪にはフェオメラニンとユウメラニンがあり、黒髪のアジア系の日本人はユウメラニンの(赤褐色)が量が多く、フェオメラニンは赤·黄色の量が多く、

中でもユウメラニンが多い日本人の場合、ユウメラニンの量が多い場合には、明度も彩度も発色しずらい、

そのため傷みのある毛先と、根元の新生毛との発色がでにくく、とくに毛先の既存部分は暗くなりやすい。

 

オレンジ味も強い毛先は、明度設定と彩度の薬剤レシピは、十分に注意してレシピの調合を図るようにする。

フェオメラニンが多い場合は、彩度も明度もコントロールがしやすく、リフトダウンする場合以外は毛髪の状態は適切な対処もしやすい。

傷みが毛先にアンダーをホームカラーで行った場合や、高明度の色の残留する場合に限っては、

 

薬剤の調合や時間放置によって「毛先が必要以上に暗くなることはない」、

十分な準備と薬剤調合とカラー知識により、毛先から根元まで均一に染まります。