ウエラコレストンプラスヘアカラーの種類と特性
ウエラのアルカリ剤は鮮やかさと種類が多く操作性が良い
1.ウエラコレストンはサロンカラーの種類 2. イルミナよりも”こだわった”美容師に評価が高い「ソフタッチ」
ウエラは外資系でいうとロレアルと同様に巨大企業でドイツに本社を置くウエラですが、
会社の分社化をすすめ現在はP&G~コティ~外資系にM&Aと、実質はウエラというより米国に販売権がある会社です。
大ヒット商品であるイルミナもウエラの名で販売されてはいますが、米国の会社が経営し全世界に販売されています。
商品の中でもヘアカラーがヘアサロン分野ではヘアカラーに力を入れています。
コレストンプラス・ソフタッチ・イルミナなど他にカラーコントロールもありますが、
スタンダードなコレストンプラス、デザインカラーもイルミナ、低アルカリカラーソフタッチと使う質感により分かれています。
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目次
1.ウエラコレストンはサロンカラーの種類
2.イルミナよりも”こだわった”美容師に評価が高い「ソフタッチ」
1.ウエラコレストンはサロンカラーの種類
■髪の鮮やかさと操作性の高さがコレストンプラスの良さ
ウエラコレストンプラスはコレストン時代から、ヘアカラーには強く市場の約70%以上~と高い独占率がある時代がありましたが、
現在は国内のヘアカラーの種類も増えて、いままでのように独占することはできなくなっています。
それでも「イルミナ」がヒットし単品での出荷量はイルミナが多く、ウエラの中でも美容師に一番多く使われているヘアカラー剤です。
【イルミナの色の特性】
イルミナの発色は第一原色(プライマリーカラー)で使われ色ではなく、第一原色(赤)赤・青・黄、第二原色隣の色を混ぜたバイオレット・オレンジ・グリーンと、
主に第二原色を混ぜた中間色で染料を混ぜたような配色です。
コレストンプラスは第一原色もあり、色を混ぜ合わせオリジナルな色合わせが可能ですが、
イルミナの場合は染料も濃く第二原色や中間色で混ぜ合わているため、例えば寒色系同士のアッシュやグレーを混ぜ合わせると、
変色してしまうので単品での使用でしか使われる。*一部色を混ぜ合わせる色もありますが!
コレストンプラスのように混ぜ合わせて色を作ることはできません。
逆にいうとアシスタントクラスでも単品でしっかり発色するので使いやすいですが・・・
操作性もよく塗り手を選ばない失敗の少ないヘアカラーです。
発色は日本人が外国人のようなグレージュ色や、温かみのあるマゼンタ色など均一で光沢感のある色がおすすめです。
【イルミナグレイカラーの使い方】
イルミナの良い部分はグレーカラー(白髪染め)が使え、アルカリカラーの彩度を落とさずに鮮やかさが保てれる点です。
女性も30代の中頃から白髪が出てきますが、白髪が目立つほどではなく、
従来のくすみのある発色ではなく、鮮やかさのあるアルカリカラーのような染め上がりが必要です。
イルミナには「シャドウ」白髪染めに入れるタイプや、色を薄める「クリスタル」や、明度を高めるリフトアップ「サンライト」を、
イルミナの色をミックスしながら、自分なりの個々のお客さまにあったグレイカラーを作ることが可能です。
他メーカーも同様にありますが、イルミナが特に優れている点は鮮やかさや、光沢感がありお客さま受けの良いヘアカラーに仕上がっています。
*イルミナホームページはこちら→
【コレストンからコレストンプラス変わった点】
従来のコレストンと変わったのは、臭いが緩和されコレストン時代に比べ、お客さまからのクレームが少なくなったこと、
ヘアカラー剤の操作性が上がった点が、コレストンプラスが変わった点です。
色味も鮮やかさも加わる点もありますが、大きくわけて臭いと操作性です。
イルミナとコレストンプラスの違い・・・
コレストンプラスは染料は濃く、他の色が混ぜやすく設計されていますが、染料のレシピを誤ると変色も多く注意が必要です。
色が鮮やかだけに色のこだわりや、コレストンの染料を良く知る人でないとオリジナルな色を引き出すのは、
彩度のカラー知識や経験によって、自分のオリジナルレシピができる。
*コレストンプラスホームページはこちら→
2. イルミナよりも”こだわった”美容師に評価が高い「ソフタッチ」
■低アルカリカラーの髪にやさしさがありながらオンカラーの発色が良い
【ブリーチのオンカラーで使う】
地味な「ソフタッチ」ですがこだわりのあるヘアカラーとして認知されています。
ブリーチオンカラーのような高明度・高彩度のオンカラーでは最適なヘアカラーです。
それ以外でも、ナチュラルなレベルの明度とグレイカラーや、黒染めとしても最適なヘアカラーです。
低アルカリカラーのソフタッチと同様なタイプ、DEMIデミ「ポリサジュー」は同じようなタイプですが、
ソフタッチのほうがデザインカラーに適しているのは、染料が薄く高明度のブリーチオンカラーに適している点です。
パステル調のうすい色味が、ブリーチを均一に削らればソフタッチほど均一に染まるヘアカラーはありません。
【グレイカラーや黒染め】
ナチュラルレベルの明るさで毛染めや、アルカリカラーの毛先に使え使用範囲が広い。
一般的にはグレイカラーで使う場合が多く、黒染めなどリフトダウン、アルカリカラーの毛先部分にも扱うこともできる。
低アルカリのため7レベル程度までで、色を落ち着かせ、髪のヘアケアなど効果がる。
低アルカリ~アルカリにくらべても染料が薄いため、15レベル以上のオンカラーには薄く透明感のある色も適している。
*ホームページはこちら→