アシスタントクラスがカットで失敗しない方法
美容師の仕事以外でも「失敗を減らすことですが・・・」確率を減らす方法
1.カットは後頭部の一番出ている部分から決めていく 2.レイヤーとグラデーションの認識と見極めを理解
ある著名な美容師がカットのレベルが下がっていると耳に下ことがあります。
その方は大病をしいまは亡くなっていますが、ビダルサスーンのロンドン校で指導者として、
国内でヘアサロンは開業し現在はスタッフが受け継いでいますが、その方の意見に同感です。
美容室は速く戦力として考え(速いサロン)一年でスタイリストとしてデビューさせ、
費用対効果を高めるため経営的な考えからそうしていますが、いくら速くても三年は下積みが必要だと・・・
キチンと基礎を理解し指導することがアシスタント~スタイリストになるまでもっとも大切な期間です。
「アシスタントクラスがカットで失敗しない方法」するための最低限の基礎のポイントを内容をピックアップ
目次
1.カットは後頭部の一番出ている部分から決めていく
2.レイヤーとグラデーションの認識と見極めを理解
1.カットの後頭部の一番出ている部分から決めていく
■一番初めにハサミを入れていく部位によりヘアスタイルが決まっている
ビダルサスーンがなぜ数世代に変わっても色あせない理由は、計算しつくされたカット技法であることで、
才能がなくても本人の努力によってヘアスタイルが切れることです。
その計算されたボブを切るのもハードワークと、カット理論が必要だからです。
国内でもほぼ全てのスタイリストが影響を受けていますが、その理論を受け継いでいるのは、
ピーカーブー・タカラのビダルサスーン(以前はあった国内での講習)・ビダルサスーンのアカデミーに在籍したスタイリストが、
本国ビダルサスーンのカット理論を受け継いでいますが、他の美容室で情熱をもって理論や実技を理解しています。
【後頭部のやや下からハサミを入れる】
ヘアカットする場合「カットの後頭部の一番出ている部分から決めていく」は、
画像のように赤いペンの印から切っていくことで、すべての組み立てが決まってきますが、
この時、レイヤーとグラデーションの組み立ての四種類を入れ、ヘアデザインの組み立てを行い計算されたカットの始まりである。
まず、カットに大きく分けて4種類ある。
画像はラウンドレイヤーです。頭の丸みそって切るためやわらかいラインに、
スクエアレイヤーは四角カットするので、ミディアムボブ~ボブは後頭部にくびれのラインになる・
【スクエアレイヤー】四角に切る
レイヤーひとつとっても「クビレ」ができる床に平行に引き出す···
【ラウンドレイヤー】頭の丸み切る
頭皮に対して90度に引き出すメンズカットにも多く、レディースのショートヘアからロングまで幅広い···
グラデーションだけでも上図のように4種類あります。
ハサミの方向性は45度から15度前後でさまざまな種類を、ヘアスタイルによってグラデーションを入れる。
レイヤーカットとの違いも理解する必要があり、アシスタントクラスではこのちがいがわからないことが多い、
わかっていることはレイヤーはオンザベースで、グラデーションは45度でシェープをすることが多く、
グラデーションには縦スライスと横スライスのちがいを理解することがポイントです。
【ファワードシェープグラーデション】上の毛は長く下が短い段差が狭い
その段差が狭く下斜めに引き出し45度引く、広く基本のパターンとして知られる···
【バックシェープグラーデション】四角に切る
パネルを後ろに引き出すため前下がりのシルエットになる。
2.レイヤーとグラデーションの認識と見極めを理解
■カットの見分けを理解できるようレイヤーとグラデーションのちがいを理解する。
スクエアレイヤーとはオンザベースから四角ぽっくカットすることでえりあしにくぼみを作り、
ファワードシェープグラーデションは斜めにシェープすることで、上の毛は長く下が短い段差が狭い、
レイヤーでもスクエアレイヤー上の毛は長く下が短い段差が広くなる。
ラウンドレイヤーの場合は上の毛は短く下が短い段差が広い、
レイヤーの中でもグラデーションに近いレイヤーと、そうでないレイヤーがあることを理解する。
グラデーションの場合は縦は軽い、横は重さのあるグラデーションであること理解するとわかりやすい。
レイヤーとグラデーションのちがいを明確に理解することで、カットの展開図が理解できるので、ヘアスタイルが容易に組み立てられます。