美容室のパーマ薬剤によるカール&ウェーブの使い方
カットを活かす「カール」からリッジ感の強さを出す「ウェーブ」まで
1.カール感のあるヘアスタイル薬剤 2.ウェーブ感のあるリッジ感を活かすパーマ
カットを活かしきる質感にはパーマをプラスアルファを行うことで、ヘアデザインの表現力を加えカール&ウェーブをつけ、
希望したヘアデザインを提案することができます。
パーマでもカット活かすカールや、リッジ感やボリュームを出すウェーブまで、求める薬剤による見極めが大切で、
薬剤とそれに伴う中間水洗や中間処理剤によりパーマの持続性アップ、スタイリングのしやすいヘアスタイルが可能です。
弱めにかける場合はシステイアミンや、ハリ・コシを与えるシステイン、強めにはシステイアミンのハードや、チオグリコール酸+システインが混ざったタイプなど、
ヘアデザインはもちろん、髪質や髪の状態により使う薬剤を使うことで、結果的に髪も傷みも少なく、希望のパーマの強さもコントロールできる。
パーマ後のマレイン酸やレブリン酸など使用し、ヘアケアと同時にパーマも持続性も高まる。
目次
1.カール感のあるヘアスタイル薬剤
2.レイヤーとグラデーションの認識と見極めを理解
1.カール感のあるヘアスタイル薬剤
■チオグリコール酸はハードにシステインはハリ・コシにシステイアミンは主流の薬剤に!
還元剤は硬い髪や強くかけた場合はチオグリコール酸を使い、ハリコシを重視するときはシステインを使う。
カットを活かすカール感を出す場合はシステイアミンが主体でありながら、チオグリコール酸のようなハードなパーマもかかるので、
ここ最近の還元剤の主役はシステイアミンを使う美容師が多い。
還元剤に合わせ酸化剤については、ここ最近は臭素酸ナトリウムを使うタイプが増えている。
臭素酸ナトリウムは時間をかけてゆっくりと時間放置することで、髪のヘアケアと持ちの良いカール&ウェーブが維持できるが、
反面放置時間が短いとパーマ持ちも悪くなる。
*画像はクチクラ(プロが使う商材)ホームページはこちら→
こちらで大きなカールの効いたカール「ラミダスカール」の動画で一目でわかる!
過酸化水素が酸化剤の中では一般的ですが、理由は短時間でしっかり酸化作用があり、
カール&ウェーブ作用も大きいこと、放置時間も最短10分で可能であることです。
デメリットもあり放置時間が長いと強くかかりすぎたりとパーマ持ちが悪くなる。
還元剤の中でもコスメパーマ(化粧品扱いの部類)の名の通り、髪のダメージが少なく、しっかりとしたカール&ウェーブにかかる点です。
一番のメリットは”大きなふんわりとしたカール感”です。しかも強めのパーマはチオグリコール酸と同じくらいにかかる!
デメリット面は毛染めの髪や、かかりやすい髪などクリクリにかかる強さも持ち合わせている。
2.ウェーブ感のあるリッジ感を活かすパーマ
■パーマを持たせリッジ感を出し中間水洗や中間処理剤で持ちのよいパーマが得られる
薬剤とヘアスタイルとパーマの関係は全てが適切なタイプを選んで、初めてカタチも持ちの良さを高めることができる。
一つでも欠けてしまうと質の高いパーマが得られない、そのためには美容師が”現在進行形”で初めて成り立つものです。
毛髪診断と質感との計算によって、適切なカット、適切な薬剤、適切なロットやテンション、中間水洗や中間処理剤、そしてホームケアが持ちの良さにつながる。
美容師の素材を磨く必要がありセンスの良い、洋服ちゃ靴など直接関係ありませんが、センスを磨くことがヘアデザインに跳ね返ってきます。
その他に薬剤知識・カット技術・トレンドを勉強し続ける情熱が結果的に、パーマのかかりやヘアデザインの持ちの良さにつながり、
スタイリング剤なしの乾いた状態でのパーマを維持しヘアデザインが目をひくものにつながる。