髪質改善を美容室で効果的にする薬剤と方法
スタイリストの技術&デザインと薬剤知識
1.髪質改善が技術&デザインが”まず ”大切です 2.サロンのケア剤とホームの最新情報
インターネットや美容検索アプリなどで、髪質改善のキーワードのランキングがどの世代でもNO1ですが、
髪質改善の意味を理解しないとヘアスタイルも活きてこないです。
髪質改善にまず正確なカットとパーマやヘアカラーの施術内容があってこそで、
髪質にあったヘアケア剤やホームケアを使ったとしても、傷めない施術で正確な仕事によって髪質改善が活きてくるからです。
髪質改善が先にきて技術内容が後になることはありません。
適切な仕事内容があってはじめて「髪質改善」が成り立つことが大切です。
目次
1.髪質改善が技術&デザインが”まず ”大切です
2.サロンのケア剤とホームの最新情報
1.髪質改善が技術&デザインが”まず ”大切です
■髪が急に改善することはなく技術内容とヘアケア効果によって髪もスタイルリングも良くなる
はじめでも触れた話題ですが、手入れのしやすいカットデザインがあって始めて、
髪質改善が活きることは理解ができたと思います。パーマをかけていた髪につながりがない場合や、
毛染めの色にムラがあり傷んだ髪などに、髪にあったタイプの薬剤を塗布いても改善は見られにくく効果も低い。
カットベースがあっての髪質改善だと理解することです。
一般的に髪質改善とは目的は継続的にヘアカラーやパーマが続けられること。髪の状態によって薬剤を使い分けることで、
アレルギー反応で皮膚の弱い人、傷みやすい髪質、パーマやヘアカラーを同時並行で施術する人など髪質やヘアデザインの状態によって変わる。
●アレルギー反応がある人は、ヘアカラーに注意が必要でジアミン酸が配合されないタイプのヘアカラー。(ザクロペインター)
●パーマやヘアカラーなど傷みがある人。(18MEA、CMC)
●髪がべたつきやすい人のホームケア(ケミカルボンドウォータ)
〇ザクロペインターは主にマニキュアが頭皮や髪にあっている場合のケア
一般的にマニキュアは単純にビビットな髪に使う方法と、大人世代の方の白髪染めなどで使われるタイプで、
酸性染料の中でも直接染料に該当し薬剤そのものに染料が配合されており、酸化染料はアルカリと酸性が混ざり(酸化重合)によって発色。
酸性染料の中には塩基性染料がありますが、この薬剤に近い「ザクロペインター」は、
マニキュアと同様にジアミン酸や過酸化水素やアルカリ剤など、皮膚のトラブルになるアレルギー反応の物質をカットし、
マニキュアのように白髪染めの根元が染まらないなど、マイナス面を払拭したザクロペインターは解決。
白髪染めは根元から染まり、皮膚トラブルもマニキュアと同レベルで、アレルギー反応がなく髪にもやさしい。
*ザクロペインターホームページはこちら→
〇CMC高タンパクで保湿性を高め18MEAは疎水性を高める
毛髪のキューティクル構造は髪にとって重要な役割があり、キューティクルの表面をs1は親油性で、毛髪内部はs2親水性が健康毛ですが、
髪は傷むと逆にs1が親水性に、s2が親油性となり毛髪内部の栄養が流れ出てします。
s1は18MEAに親油性を高め、s2が親水性をCMC成分が改善を図り、髪を健康な状態に導く。
*クチクラ・ハホニコの薬剤のホームページはこちら→
〇ケミカルボンドウォータ
サロン後のヘアケアと仕上げ剤として、アウトバストリートメントが一般化していますが、
このタイプは油分が多く毛穴に汚れもたまりやすく、新生毛の栄養に影響が出てくる場合がありますが、
クチクラさんから発売している「ケミカルボンドウォータ」は、
レブリン酸・マレイン酸・活性ケラチンを成分にした、髪に保湿性を高めることが目的ですが、
この成分をアウトバスに新開発したタイプです。
2.サロンのケア剤とホームの最新情報
■ジ・マレイン酸である「オラブレックス」は代表格
オラブレックスはアメリカの科学者2人によって作られたトリートメントです。
DrエリックプレスリーとDrグレイクホーガーによって作られた、ジーマレイン酸を主成分ですが、
国内にあるシュワルツコフやクチクラさんで使われるマレイン酸に比べ、倍以上の価格の原料で使われているため世界中で使われている。
システムトリートメントの代表格です。
カットはもちろんパーマ後に希釈して使われる、海外ではヘアカラーで混ぜて使われるますが、
日本ではヘアカラーいがいでも希釈して使われる。主な目的は保湿効果で毛髪内に働きかけることです。
最近ではヘアサロンでホームケアとしても発売され好評です。
*オラブレックスホームページはこちら→