ヘアカラー(ハイライトやウィビング)のホイルワーク
明度差の組み合わせによる表現方法
1.ヘアカラーデザインの定義 2.ウィビングやハイライトの配置(平行と垂直)
デザインカラーは色彩と明度や鮮やかさによるものと、テクニックを使ったウィビングやハイライトで見せるデザインカラーの二通りがあり、
今回は主にテクニックで見せる定義のウィビングやハイライトと、色や低明度~高明度など交えた色の使い方についての内容に、
デザインカラーは理論を理解することで表現が効果的に見せることができる。
毛流れに対して平行にウィビングを入れることでラインが、垂直に入れることで髪が動いた時に陰陽感が出てくる。
ウィビングやハイライトのベースメイクとレベル差によって、印象も変わるレベルの明度の付け方など、
カットラインを活かすヘアデザインを意識することがポイントになる。
目次
1.ヘアカラーデザインの定義
2.ウィビングやハイライトの配置(平行と垂直)
1.ヘアカラーデザインの定義
■カラーリング時の「ホイルワーク」二色以上を塗り分ける
今回のデザインカラーの基本になる「ホイルワーク」とは、二色以上アルミホイルで塗り分けること。
ホイルワークのデザイン効果は、カウンセリング時にデザインに合わせ明確に、活かすように組み立てることですが、
そこには差をコントロールし、どこに配置するかが重要なポイントです。
色のデザインは「明度・色彩・彩度」濃淡差をつけ、メーカーにあった染料選びが大切ですが、
「ウエラコレストン」は光沢感や鮮やかな配色、「ミルボン」色のバリエーション、「ロレアル」色の持続性など、
各メーカーの染料のタイプを把握し使い分けることです。
テクニック選択もカラーとの合わせが大切で、テクニックの形状から・面積、パネルの角度・間隔、
スタイル・骨格を「明度・色彩・彩度」を組み合わせることで、
カットデザインが活かせるようになる。
*染料も低アルカリ・酸性染料・アルカリなど全メーカーの特性を知ることが必要です。
色の明度や彩度を入れた「シャドールーツカラー」や「グラーデション」なども効果的に応用できる。
2.ウィビングやハイライトの配置(平行と垂直)
■スライシング「厚くとることでラインが出てくる」ウィビング縫う編むチップの大小「コントラスト」
デザイン技術の前に明度差と面積の関係を理解する必要があります。
明度差が大きければ視覚性もアップしますが、明度差が小さくても面積が大きいと視覚性を高めることができます。
デザインを活かすものを組み合わせより目的に合わせて選択することがポイントです。
チップデザインには毛流れに垂直に入れる「スライシング」と、
スライス状に縦・横からチップを取り出し、そのチップにカラー剤を塗布するテクニック。
チップを太く取ることでコントラスが強調され。細く取ることで全体に馴染みやすくなる。
●スライシング画像
●ウィビング画像
□毛流れに平行
毛流れから平行にパネルを配置すると、ダイレクトに色が見えるのでライン(目立たせる陰陽感)が出るので、
へアデザインと色がわからせる場合に使う。
□毛流れ垂直
毛流れから平行にパネルを配置すると、層状になり表面は馴染んで髪が動いた時に見え隠れする。
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