パーマ巻きの水についての重要性は薬剤が作用する
薬剤が髪質に適切であっても水洗やロット施術などで浸透させはじめて均一にかかる
1.ロットやペーパーに水分が浸透することで薬剤作用が高まる 2.バッファー効果により薬剤作用がアップする
パーマは巻き方や薬剤に目がいきがちですが、重要なことはロットの円周率が効果的に作用しはじめて、
希望の質感が表現できるわけで、肝心の薬剤作用が効果的になるよう、髪に十分な薬剤塗布、ロットに巻き付く前の霧吹き、
パーマ後に十分な薬剤塗布(前後の十分水を浸透)させる初歩的な処理を行うことです。
アシスタンやスタイリストなりたての場合は、ロットの巻き方を重視する傾向がありますが、
ロット巻を軽視するのではなくパーマは、薬剤に作用しはじめてパーマがかかるわけで、
カール(カットを活かすウェーブ)や、ウェーブは(質感やボリュームを出す)の大きくわけて二種類あります。
目次
1.ロットやペーパーに水分が浸透することで薬剤作用が高まる
2.バッファー効果により薬剤作用がアップする
1.ロットやペーパーに水分が浸透することで薬剤作用が高まる
■縦巻きやサポート巻きはにこだわるのではなくカール&ウェーブの質感を見極める
ヘアデザインにおいてパーマで求められるのはカール&ウェーブで、毛髪と質感によってロットの円周や薬剤を決め、
ロット、テンション、スライス、薬剤を総合的に判断し希望の質感を表現します。
メンズのピンパーマなど除いて、巻き方の角度90度~45度~15度と使いわけを行いますが、
効果のほどは45度でも90度でもそれほど大きな違いありません。
薬剤作用を高めるためにも水を髪に浸透させる、ペーパーに水を浸透させる、薬剤塗布前に霧吹きで浸透させるなど、
薬剤を浸透させる水分を浸透させることがパーマでは重要なことを自覚すること。
意外と繊細なことですが結果に大きく影響します。
2.バッファー効果により薬剤作用がアップする
■還元剤のバッファー効果でパーマの持ちやケア効果も高まる
バッファー効果とは還元剤の薬剤を流すことで、酸化力が高まりカール&ウェーブの持続性をたかめられる。
仮の話もしバッファー効果(中間水洗)を行わない場合と、中間水洗を行わない場合ではかかり具合も目視でもよくわかる。
中間水洗はヘアサロン側は中和することと、シャワーをすることで一工程ふえるので、
仕上がり時間やサロンワークの流れなどに影響を及ぼすために、
中間水洗を飛ばす傾向もあり、みすみすパーマの質を落としている傾向がみられる。
理由はめんどうなのと薬剤について知識がないのが理由のようです。
中間水洗にプラスし中間処理剤(レブリン酸・マレイン酸)を使うことで、
ヘアケアはもちろん、パーマの持続性、ハリコシを与える、パーマ剤の臭いを緩和します。
代表的な処理剤はオラブレックス(ジ・マレイン酸)です。
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