ダブルカラーのアルカリ染料と塩基性カラー(酸性)
アルカリ染料の原理はメラニンに働きかけ酸性タイプはマイナスイオンなど傷んだ部分に付着
1.アルカリ染料のダブルカラーの難しさ 2.酸性タイプは基本の寒色と暖色
アルカリ染料の良さはヴェール感のある発色と、自由自在にオリジナルな配色レシピにあり、
酸性タイプである塩基性カラー(マニックパニック・資生堂ミューズ)など鮮やかさのある発色です。
いずれも使い方や出したい色によってスタイリストが選んで使う。
ブリーチがポイントになるのは言うまでもありませんが、
へアサロンで扱う場合はこの2種類の薬剤を選び、ヘアデザインや質感に合わせて色表現を行う。
1.アルカリ染料のダブルカラーの難しさ
2.酸性タイプは基本の寒色と暖色
1.アルカリ染料のダブルカラーの難しさ
■ブリーチに始まりブリーチで終わる「アルカリ染料」
一般的に高明度でリフトアップすることで発色にちがいが出てくること、
髪質(メラニン量)により発色が大きく変わってきます。
日本人の場合はフェオメラニン(赤・黄など色を出す細胞)が少なく、ユーメラニンが多い(黒や褐色の細胞)ため、
高明度でもある17レベル以上の明度でないと希望の色とくに、ヴェール感のあるベージュやピンクには発色しない。
17レベル以上にリフトアップできても髪の傷みあり、ブリーチに時間も”かなりかかり”覚悟が必要なメニューです。
色は出したい色には十人十色と変わってきますが、その色の違いをテクニックや染料やブリーチにより希望の色を出す。
ダブルカラーは定義があり寒色(アッシュ・ベージュー・シルバー)はブリーチは18レベル前後で、
暖色の場合は15レベルでも色出しが可能です。
ただし、髪質のメラニンの含有量や髪質の状態により発色が出てこない場合もある。
2.酸性タイプは基本の寒色と暖色
■鮮やかさビビットな発色の塩基性カラー
日本人の場合は髪質により欧米人のような、鮮やかな発色が出ないことがありますが、
とくに髪の硬く太い人でこのような場合は塩基性カラーが効果を発揮します。
ブリーチのリフトアップが思ったようにリフトアップできなくても、彩度感のある色出しが可能だからです。
アルカリ染料と同様に酸性タイプも同様で、寒色のブルーやグリーンなど鮮やかな色出しを行う場合には、
ブリーチを17~19レベル以上の高明度のリフトアップでないと、鮮やかなヴェール感の色出しは出てこないため、
色出しがアルカリ染料より出やすい側面もありますが、寒色系の色はブリーチが重要なファクターです。
マニックパニックなどは鮮やかさと発色が売りのヘアカラーのため理解する必要がある。
*マニックパニックはホームページはこちら→
暖色の場合は15レベルくらいでも発色もよい染料も多い、
塩基性カラーの中でも資生堂ミューズなどはパープルやピンクなど発色も良く、
アシスタンクラスでも色もよく使いやすく、発色もよいのでおすすめですよ。
*ホームページはこちら→