現役美容師ヘアカラーのハケの正しい使い方

ハケの使いかたいろいろ

髪にあった薬剤を使用した場合でも、ハケの使い方が適切でないと、
ムラになって希望の色合いがでないことがあります。

プロの見方からおしゃれ染・ブリーチ染・白髪染めまで、
ヘアカラーの目的をハケの使い方をまとめました。

1.はけの基本的な使い方

2.白髪染めの使い方

3.おしゃれ染めの使い方

4.ブリーチの使い方

5.まとめ


基本的な使い方


手際よくリズミカルに

〇ハケの選び方は毛量や毛質によって、多く薬剤が付くタイプと少なく付くタイプで使い分けて、
色ムラがないようしっかり染め上げます。

〇3回以上同じ部位にハケを塗布をすると時間もかかりすぎてムラになるので注意が必要です。

〇塗布の回数が多くなるとお客様からみて雑に感じます。

〇塗布の回数が少ないほど結果的に、手際よくスピーディーでムダがなくなります。

〇薬剤は量は均一に塗りロスをなくすこと。

〇ハケを両面に薬剤をためて付けることにより、1回で染めることができます。
*ハケが上向きの時は下にたまりやすく、下向きは上がたまりやすくなります。

〇ハケを髪の部分にのせていく感覚で、薬剤を伸ばすように塗布することにより、
べたべたムダがなくなります。

はけの正しい使い方 画像

白髪染めの使い方


スムーズに手際よく扱います

〇白髪部分に対して30°くらの角度で根本を塗布します。
ハケを寝かすことにより、薬剤をためやすく染まりも良くなります。
手際よくリズミカルに塗布してください。

〇中間毛や毛先などは角度を上げていっきに塗布することで、
髪の裏面も塗布のムダをはぶきます。

ディラーでは根元染め用の角度のついたはけなども販売しています。
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おしゃれ染めの使い方


根元は水分量や油分が多いため発色がよい

〇根本は水分や油分があり染まりやすいためハケを立てて使用します。
薬剤を寝かせると明るく発色するためです。

〇ハケは寝せてつけると薬剤のムダなロスも多くなる。(根元も発色でムラの原因)

〇根本に薬剤を塗布する場合は”ヘアカラー剤をおくような感覚”です。

〇髪量によりハケをつかい分ける、髪が多く硬い人はハケの毛が多いタイプを、
髪が少なく細い人は毛が少ないタイプを使用。


ブリーチの使い方


何度もハケで塗布するとムラが出てきます

〇ブリーチは平均に薬剤を塗布することが大切です。
毛束を頭皮から垂直に持ち上げて、いっきに薬剤を塗布します。
スピーディーに染めれ裏髪に薬剤を塗布する必要がなくなります。

〇根元の発色がよく毛先は暗くなりやすいブリーチですが、
根元の薬剤は付けすぎは気をつけて、既存毛の毛先は髪の状態をみて塗布しましょう。


まとめ


ハケの塗りかた次第で結果が出るヘアカラーは、
アシスタントの仕事と思われがちですが、理論を踏まえてうえで使用しないと、

ムラ染めの原因になってキレイに染まりません。
十分な練習量とハケの使いを学習してください。

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