ウエラパールヴェール(プラチナ)ミックスレシピ

プラチナのヴェール感のある質感

いまのヘアカラーの傾向としては髪の状態によって、
根元・中間・毛先と髪の状態によって色を使い分けのが旬になっています。

プラチナヘアカラーは明るいトーンベースにあると、
一回の塗布レシピで美しい透明感のヘアが可能です。

今回はアッシュ・アッシュローズを加えて光のヴェールをご紹介します。

目次

1.ウエラパールヴェール特長

2.寒色系外人風ヘアカラー

3.大人ヘアカラーに色味をプラス

4.まとめ



ウエラパールヴェール特長


『やわらかな光のヴェールが透き通るような質感ヘアカラー』

■ヴェールヘアカラーの特長とは

(1)今ヘアカラーに求められているのは【ツヤ・手触り・やわらか質感】を叶える。

(2)補色剤を入れなくても色調や配色をコントロールします。

(3)髪の状態にもよりますが、単色で外国人ヘアが可能。

ヴェールヘアカラー画像

ウエラパールヴェール(プラチナ)特長


ヘアサロンウェーブでも寒色系だけで頼らない外人風ヘアカラーが人気

見た目すごくキレイでカンタンにはできない配色だと思われますが、
レシピと塗布方法さえ誤らなければ美しい発色が得られる。

■大切なポイント

(1)メラニンが黄色メラニンであること。
注意:赤メラニンですとアッシュのような色合いは出てきません。

(2)ベースの色が12レベル以上の状態であれば1度の塗布でいいです。
注意:5レベルのバージン毛や染めていない状態であればリフトアップが必要です。

(3)髪の状態をみて3ブロックにわけて塗布する。

この3点を髪の状態から考えてレシピの組み立てを行います。

ヘアサロンウェーブにご来店して頂いた実際のレシピ

●根元

色味にブラウンをプラスすることで暖かみが加わり、
アッシュだけの発色をさけてパールヴェール91も加え暖かみのある色合い。

8/7:8/91:99/81 1:1:10% OX6%

●中間

7ブラウンと68のピンクヴェールを混ぜて寒色によせていき、
81プラチナを入れすぎるとライム色に寄せすぎるため10%に迎える。

8/7:8/68:10/91:99/81 2:1:1:10% OX3%

●毛先

毛先と中間に2回でわけ塗布することでキレイに染まります。
毛先に『クリア』は塗布するのは色の沈みこみを防ぐため使用します。

クリアを毛先に塗布 OX6%

●ハイライト

14/91(パールヴェール):81(プラチナ)はライムふくらまさずくすませながら、
ベースのオレンジ味をやわらかく迎られる。

*81を入れすぎるとライム色が強調されるので10%くらいがグット。
今回の撮影画像はハイライトは入れていません。

ヘアサロンウェーブのお客さまの髪の状態

履歴

●リタッチが2CM以内

●地毛は黄色メラニンでダークブラウン、毛先から中間11レベル(退色)

●2-3ヵ月前にセルフでヘアカラー

仕上がり画像

ヘアカラー画像

大人ヘアカラーに色味をプラス


グレイ(白髪)ヘアカラーでも明るく鮮やか透明感のあるヘアカラー

■大切なポイント

(1)12レベル以上にリフトすると鮮やかなハーフのような発色が可能に。

(2)12レベルベースがあれば季節ごとに色の配色を楽しめる。
*春はピンクベース『ミルキー』秋ヴェールベース『ブラウン』など。

履歴

【12レベルにブリッチにてリフトアップ】しています。

●根元
10/11:10/7(1:1) OX6%
顔回りグレイ(白髪)は多いため77/88:10/911:1  OX6%

●中間と毛先

10/91:10/7:カラーコントロール スモキー1:1:10%
*カラーコントロールを薬剤の相性を考え30%以内を限度にプラスもOK!

大人ヘアカラー画像

まとめ


ウエラコレストンパフェクトの一番の特長は色の鮮やかさです。
特にウエラは補色と日本人の配色の配分が絶妙です。

他のメーカーもかなり追随したヘアカラー商品をつくっていますが、
この鮮やかさにはウエラは定評があります。

使いかたとしてもプロフェッショナルな人が扱うヘアカラー剤ですね。
たくさんの種類があり色の相性をよく理解しないと美しい色合いがでてきません。

逆にいいますとヘアカラーの理論や知識をもって、
扱える幅の広いタイプのヘアカラー剤ともいえると思います。