ヘアカラーは履歴があって均一に染まらない

色との相性を考えてバランス

髪質のちがいや見た目染まりずらそうでも染まらなかったり、
意外と狙った色がでなかったりします。

プロでもこんな場合はあるので素人の方がセルフではまず染まらないはずです。
お客さまはさまざまな履歴があって均一に染まらない。

そんな場合均一に染める知識を含めまとめてみました。

ヘアカラーを均一に染める画像

目次

1.ヘアカラーが均一に染まらない理由

●残留ティント
●髪の状態のアンダーヘアカラーについて

2.ヘアカラー履歴について

●化学的なことが原因 ストレートパーマ
●ブリーチ(リフトアップ)
●黒染めしたあとのヘアカラー

3.明るいヘアカラーを均一にするレシピ
●明度をコントロールするメニュー表
●明度をコントロールするためのミックスするための注意点

3.まとめ


均一に染まらない理由


ヘアカラーが染まらない主な理由

■残留ティント

意味・・・髪に残留しているヘアカラーの染料。前回や前々回など履歴くる色味をいいます。

少・中学校の時に色の三原色や光の三原色に習ったことをベースに考え施術します。
例えば明るいトーンにアッシュを入れるとグリーンがかかった色になります。

こういった場合はアッシュ+ブラウン+ベージューなど入れると、
緑色が消えてバランスのよい色味が表現できます。

色を混ぜる時は髪の状態をみて、ヘアカラーの相性を考えて薬剤をミックスします。

■髪の状態のアンダーヘアカラーについて

「アンダーレベル」 とはブリッチした時のトーンの明るさをいいます。

「アンダートーン」とは黒髪をブリーチしていくと少しずつメラニンが分解され、
レベル(明度)が上がっていきます。メラニンが壊れて抜けたときの髪色をアンダートーンといいます。

「アンダーヘアカラー」とは残留ティントの色味が残った状態の色味の状態をいいます。

アンダーヘアカラーの状態で髪の状態を把握します。染まりずらい、染まりやすい、
残留ティントの状態をみて色のミックスを考えます。

プロは髪の状態を敏速に髪の状態や色のミックスを判断し、
色を均一に染めることが大事になってきます。

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ヘアカラー履歴について


ヘアカラーが染まらない理由

外部的な原因やブリッチによる損傷のため、メラニン色素が破壊されて薬剤が作用しない状態。
ドライヤーや縮毛矯正の化学的要因。毛染めの過度による薬害的要因とわかれます。

ヘアカラーが思った色味やトーンや鮮やかさがでてきません。
おもな要因を項目別に考えてみます。

■「化学的なことが原因 ストレートパーマ&デジタルパーマ」

ストレートパーマ施術はアイロンなどによる熱処理のため損傷による。
髪のタンパク変性によって髪が炭化し染料が思ってように入らない。

■「ブリーチ(リフトアップ)」

ブリーチは化学的な髪の損傷により思ったような色合いが出てきません。
メラニン色素がヘアカラー剤が作用できなくなります。

トーンのアップはもちろん色味も出てきません。
ヘアカラーの色は黒や茶などの色でしか染まらないようです。

■「黒染めしたあとのヘアカラー」

黒染めはリフトアップのあとに施術する場合が多く、メラニンをもっとも傷める施術です。
黒や茶のようなナチュラルに色が入らないこともあります。

こうなった場合はカットでしか解決の方法がなく、
ヘアカラーするうえで一番の大敵です。

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ヘアカラー履歴について


均一に染めるためのヘアカラーレシピ

■明度をコントロールするメニュー

「均一に染められること」は、美容室ヘアカラーの魅力の一つ。そこで重要なのが、
ヘアカラー剤の明度や色味の計算方法。

ヘアカラーを均一にする場合は8レベル以下の場合は、毛先と根元のバランスは均一にしやすいですが、
高明度のヘアカラーをする場合は色とトーンレベルのミックスを計算することが大切です。

アンダートーンと色素量のミックスによる明度の変化

高明度の2種類のヘアカラー剤をミックスして染める際、ミックスの比率によって仕上がり具合が変化します。
14レベルの色を8レベル以上の色をミックスしてみましょう。

14レベルの画像↓

アンダートーン14レベル画像

14レベルの毛に8レベル-10レベルの色をいれてみます。

8レベルと10レベル 1:1の割合画像↓

8レベルと10レベル 1:1の割合画像画像

14レベルの色をトーンダウンするのには7倍まで染める

14レベルの色を8レベル-10レベルでは浅いので、
8レベルの割合を1:31:7です。

下画像レベルダウンは1Lv 2Lv 2.5Lv ↓
レベルダウンの場合は8の倍数を多い割合です

1~2.5レベルダウン画像

10レベルの割合を3:17:1です。

下画像レベルアップは1Lv 2Lv 2.5Lv ↑
レベルアップの場合は10の倍数を多い割合です

レベルアップは1L 2L 2.5L 画像

■色のミックスはブラウンがベース

明るい明度の場合はマットやレッド系などは色味が入りすぎて、
修正が不可能となりますので茶系をベースするようにしてください。


まとめ


ヘアカラーの明度コントロールのミックス表を作って対策を考えます。
これから先も施術の対処法を考え、均一にヘアカラーを染める方法も考えていきます。
続きもこのあとブログで説明しますネ!

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